9/10は中秋節!横浜中華街でこの時期にしか食べられない塩漬け卵の黄身が入った中秋月餅
横浜中華街で秋の伝統行事「中秋節(ちゅうしゅうせつ)」を祝うイベントが9月末まで行われています。この時期限定の塩卵入り月餅を買ってきました。
横浜中華街中秋節イベント
中秋節は、春節、端午節と並ぶ中国三大節句のひとつで、月を愛でながら豊作を祈る大切な日。中秋節の丸い月は団欒を象徴するため「団欒節」とも呼ばれています。
中国では毎年、中秋節になると各地から帰省して家族と一緒に食卓を囲み、満月に見立てた月餅を食べる習慣があります。
2022年の中秋節は9月10日(土)です。
中秋月餅
中華街大通り入り口の「ChinaTown80 Hall」には、9月13日まで中秋節について分かりやすく紹介されたパネルの展示があります。何気なく食べていた月餅ですがいろんな種類があるのですね。九龍陳列窓の展示は9月30日まで。
月餅には大きく分けて4種類あり、
- 潮式月餅
- 広式月餅
- 京式月餅
- 蘇式月餅
よく見かけるのは皮が薄くしっとり柔らかで、餡がたくさん詰まっている「広式月餅」。そして、餡の中にアヒルの塩漬け卵の黄身が丸ごと入った鹹蛋(タンファン)月餅は、中秋節にしか食べられない特別な月餅です。
9月10日の17:30から山下町公園で、演奏や踊りを楽しみ月餅を味わう「お月見鑑賞会」が3年ぶりに開催されます(月餅付チケットは完売)。同日17時からは、媽祖廟(まそびょう)での神事を横浜中華街発展会協同組合がSNSでライブ中継も。
中華菓子を取り扱うお店では、各店自慢の特別な月餅が並びとても賑やか!この時期にしか買えない塩卵入りの月餅を買ってきました。
馬さんの店 龍仙 本店
馬さんの店では甘くない「上海鮮肉月餅」を買いました。
中華菓子によくあるサクッとした軽いパイ皮で肉あんを包んだ月餅。横浜産の新鮮なはまポークを使用し、1個1個手作りされた月餅。撮影するために持ち帰りましたが、馬産の月餅は買ってすぐに食べるのがおすすめです。
菜香
上海路の「菜香」の月餅も手作り。美しい月餅の模様は、木材をくり抜いた月餅の木型に入れて作られています。中秋月餅の残りが少なくなっていましたが、今出ているだけで終了とのこと。
餡の中に塩卵の黄身が丸ごと入った鹹蛋(タンファン)月餅です。鹹蛋とは塩漬けにしたアヒルの卵の黄身のことで、ねっとりした濃厚な味わいが特徴。実は私、鹹蛋は苦手ですが、月餅に入っていると塩気がアクセントになりクセになる味です。
塩たまごの黄身1個入り蓮あん中月餅(570円)。あんの甘みとたまごの塩加減が絶妙な月餅です。
お店:菜香
中華菜館 同發
創業明治の老舗 同發の月餅は、自社工場で職人が手作りで焼き上げています。
中国で月餅のあんといえば蓮あん!塩卵2個入り月餅です。中国では中秋節に家族で食べられる大きな月餅を囲み、6〜8等分に切り分けて食べると教えてもらいました。黄身が入っている“当たり”を引き当てられるかどうかも、お楽しみだそう。
お店:中華菜館同發
月お月見鑑賞会チケット(2,000円/限定200人)はすでに完売しましたが、今だけの塩卵入りの月餅を買いに行ってみてはいかがでしょうか。