麻生区の飛び地・岡上で農業を体験してみた【その1:大豆の種まき編】(川崎市麻生区)
川崎市麻生区の飛び地・岡上で様々な農業体験を行っている「みのりっこ」。(岡上に関するロコっち新百合ヶ丘の過去記事はこちらをどうぞ)
先日、岡上にある納豆製造会社・かじのや納豆 さんの畑に大豆の種をまくということでお声がけをいただき、初めて「みのりっこ」の活動に参加させていただきました。
なかなか体験できない貴重な大豆種まき。今回はその様子をお伝えしたいと思います。
ふかふかの土が迎え入れる“幻の大豆”
使用するのは、古くから相模原市で栽培されてきた「津久井在来大豆」で、現在は生産量が少なくなったことから“幻の大豆”と呼ばれているそうです。大粒で甘みが強く、深いコクがあるのが特徴なのだとか。
畑に足を踏み入れてまず驚いたのが、土のふかふか加減。どのくらいふかふかかと言うと、この土を布団代わりにしてお昼寝したくなるほど(伝わりますか?笑)。
肝心の津久井在来大豆がこちら↓ なぜ赤に着色しているかというと、畑にまいた時、この赤色がヘビの目に見えるため、鳥などから守ることができるのが理由だそう。
まずはロープを張り、種をまく位置の目印を付けます。葉は成長すると広がるため、ロープとロープの距離を十分にとることが必要。
ロープを張り終えたら、いよいよ種まきへ。「ごんべえ」という種まき機を使い、ゆっくり手で押していきます。まいた大豆を踏まないように気を付けながらロープに沿って進むという繊細な作業です。
ジャガイモと玉ねぎの収穫も
無事、種をまき終え、ジャガイモと玉ねぎの収穫も体験させていただきました。
子どもたちは学校でジャガイモの収穫を行ったことがあるのですが、その時は“葉が付いてないジャガイモを掘る”だけだったそうで、茎を引っ張って収穫するのは初めて。思ったより力が必要で、苦戦していました。
ジャガイモに苦戦した子どもたちでしたが、玉ねぎはスッと抜けるため、あっという間に収穫し終わりました。
この日に収穫したジャガイモと玉ねぎがこちら。持参した袋いっぱいにお土産をいただきました!
作業後は冷たい井戸水で手を洗浄。手押しポンプを使うのが初めてのため、ここでも子どもたちは大興奮でした。
大豆を家でもまいてみた
「みのりっこ」のリーダーさんに「大豆は家でも育ちますよ」と聞いたので、いくつか種をいただいて帰り、プランターにまいてみたところ…
1週間も経たないうちに発芽し、あっという間にニョキニョキと成長!
みのりっこでまいた種も1週間も経たないうちに発芽したとのことで、自然の力強さを感じました。
秋頃には枝豆になり(大豆の前身が枝豆って知ってました?)、冬には大豆が収穫できるとのこと。自分たちがまいた種が一体どんなふうに成長するのか、今からとても楽しみです♪
そして、この大豆種まきの1週間後には、手で行う田植えも体験させていただきました。そちらのレポートも続けてお届けしますので、お楽しみに。