【ランニングフォームも分かる】ランニングソックスの摩耗から分かる走りの癖!
|ランニングソックス買換えの時期は?
以前「ランニングシューズ買換えポイント」で紹介しましたが、同時にソックスも摩耗しています。更にソックスの摩耗がご自身の走りの癖が分かるので、今お使いのソックスのチェック方法と、買換えのポイントを紹介します。
|チェックポイントは!
ソックスの摩耗をチェックする上で見るポイントは!
・つま先
・母指球や小指球などの前足部
・踵(足裏)
・踵(アキレス腱周辺)
上記の摩耗をチェック!
|摩耗から見るランニングの癖!
私のソックスの摩耗から走りを解説すると、一枚目の写真の踵(アキレス腱周辺)の摩耗は左のみ、これは左足のみ踵着地の傾向が、両足とも摩耗する場合は、ヒールストライク着地になりがち、この場合、体幹が後傾の傾向もあります。
二枚目は、左の拇指球のみ摩耗、左足のみ着地時にブレーキがかかる傾向がある。更に両足とも拇指が摩耗、体重がしっかりのり親指で抜けるのはバランスの良さも要因。
写真はありませんが、足裏全体が摩耗している場合、ブレーキがかかる走りか足首を過度に使っている傾向にあります。
|踵とつま先で伸縮チェック!
ランニングソックスの買換えポイントのもう一つは伸縮力。踵とつま先を持って伸ばしてみましょう。伸びるばかりで収縮力が弱まって来たら買換え時期、繊維が伸びることはシューズ内で滑りやすくなります。一般的に売られているソックスは、非常に伸びやすくランニング時には滑るので不向きです。ランニング用ソックスを新規で購入することで怪我の軽減にも繋がります。現在使用しているソックスの伸びをチェックをしましょう。
|新ソックスのポイントは!
「ランニングソックス」を新規購入する場合もポイントは、ラウンド型や5歩指に限らず、つま先、土踏まず、踵周辺の縫い目が違う物がお勧めです。足の立体に合うソックスは走る時にズレ難いので怪我の予防やシューズと一体感を生みランニングのパフォーマンスを上げてくれます。今回例に挙げたランニングソックス「R×L」は裏返しにすると足の形の状態で立ちます。まさに足を覆う作りになっています。このようなソックスでもランニングして摩耗し伸び過ぎると立体構造が失われます。どんなソックスでも月に一回摩耗などのチェックをして見ては如何でしょうか?
Written by マラソン完走請負人/牧野仁です
有限会社スポーツネットワークサービス代表取締役。初心者向け走り方教室「Japanマラソンクラブ」を立ち上げ、様々な方々に走るまでの準備やケガを防ぐ走しり方などを指導。走ることを軸に、旅行(旅RUNの名付け親)や食、健康、美など提供しています。ジョギングインストラクター資格認定講座も開催。
著書;楽して走ろうフルマラソン(ランナーズ)。フルマラソンスタートBOOK(エイ出版)。目からウロコのフルマラソン完走新常識(実業之日本社)など多数。
テレビ;「ラン×スマ(NHK BS)」「ソレダメ(テレビ東京)」など出演。
「相棒」「警視庁・捜査一課長」などランニング監修。
雑誌;Tarzan(マガジンハウス)ランニングスタイル(エイ出版)MONOQLO(晋遊舎)など、監修
YouTubeチャンネル:ビギナーランニングマガジン / 完走請負人牧野