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【富田林市】富田林の北側を歩いてみた!羽曳野市との境は、東高野街道を境に異なる風景がありました

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

日本の国境は海で囲まれているのでわかりにくいですが、海外にある大陸の国境に行くと同じような陸続きなのに国によってずいぶんと雰囲気が変わります。

同じようなことが、実はこの日本でもあって、市町村の境で雰囲気が異なるような気がします。今回は富田林市喜志のもっとも北側に行き、羽曳野市との市境付近を歩いてみました。

今いるのはこの地点、喜志駅からさらに北側にある羽曳野市との市境です。ただし地図を見る限りここが富田林最北端ではありません。

ここが富田林市喜志町と羽曳野市東阪田町の境目です。旧国道の170号線沿いですね。

このように羽曳野市側から見ると「富田林市」の表記があります。

境界線のところには、こんな細い道があり、その横に溝が続いています。

昔からこの場所が境界線であることを意味していたのでしょうね。

境界線の細い道から旧国道側を見ました。道路の反対側も囲みがありますが、その後ろは同じように溝になっているのがわかります。

さて、この細い道を歩いてみましょう。

溝の横の細い道を抜けると、田んぼが広がっていました。こちらは富田林側です。

境界線を中心に左側の田んぼが富田林市で、右側の住宅地が羽曳野市です。

羽曳野市側にはお堂が鎮座しています。その横の道路は東高野街道。

東高野街道は京都の八幡市方面から続いている街道で、富田林市内を縦断して河内長野市に向かう道ですね。

ここからは東高野街道沿いに歩いてみましょう。目の前に見える建物はすべて羽曳野市。道路の中心から右側が富田林市です。

東高野街道を南に歩きます。

道路の右側は、このように富田林市であることがわかります。

ところが道路の左側は、このように羽曳野市「東阪田」と明記しているのがわかります。

こうして東高野街道を南に歩いていきました。

しばらく歩くと面白い光景に出くわしました。羽曳野市東阪田と明記しているのに、右側のごみの案内を見ると富田林市とあります。これはどういうことでしょうか?

もうおわかりかと思いますが、ここからは東高野街道の反対側も富田林になったということです。富田林市木戸山町に入っています。

というわけで、道路を挟んで違う自治体が接しているところを見てみました。境界線のすぐそばにはコンビニがあるので、散策で喉が渇いたときにも便利がいいですね。

当たり前のことですが、ご近所なのに道路ひとつ違うだけで、ゴミの収集や学校の校区、選挙区どころか、必要な書類を入手するために違う市役所に行かなければなりません。また条例も細かいレベルで異なるのでしょう。

というわけでこちらの地図にあるように、富田林市の喜志町から東高野街道沿いに羽曳野市との境を歩いてみました。

歩いてみて改めて感じたのは、同じような街が続いているところを自治体が線引きをしているだけのようなのに、境目で町の雰囲気が微妙に違うように感じたのは不思議なもの。

これに関しては個々の感情や心情によって異なると思いますので、興味ある方は実際に歩いてみてくださいね。

東高野街道・喜志町と羽曳野市との境
住所:大阪府富田林市喜志町
アクセス:近鉄喜志駅から徒歩10~15分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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