ようやく半袖に１枚上着が欲しくなる気候になった今日この頃。今度の日曜日１０月２０日（日）には、杉並区の彼方此方で秋の地域イベントが手ぐすね引いて待ち受けている。

ここでは、西荻窪、荻窪、下高井戸、方南町と４つの地域のイベントをまとめたので、自分の興味や気になるエリアで選んでいただきたいのだが、時間と移動を上手く調整すれば、１日で３イベントくらい回ることも不可能ではなさそうだ。

街の散策がてら、ちょっとしたイベントラリーとして、秋の１日を楽しんでみるのもいいかも知れない。

西荻窪　

まずは、『神明通り・あさ市』から！？

JR西荻窪駅南口から徒歩で３分ほどの「神明通り」は、東西に長く続く商店街で、軒先を連ねるというより、適度な間隔で店舗が存在している落ち着いた風情がいい。

昭和５０年（１９７５年）から続いていて、一時中断していたものの、昨年１０月１５日（日）に復活して以来、毎月第３日曜日の朝９時～１１時に開催されているのが『神明通り・あさ市』だ。

時間内は車の通行が禁止されて歩行者天国となるため、安心して商店街を闊歩できる。輪島朝市支援募金も継続中なので、是非ご協力を賜りたい。

回を重ねるごとに参加店舗数も増え、西荻らしい個性的な出店が目立つとあって、毎回、ぶらぶらと覗き歩くのが楽しみだ。

朝市だけに、まずはここからのスタートをおすすめしよう。

荻窪

「コミュニティふらっと本天沼」とはどんな所？

２０２４年１０月１日（火）に開設したばかりの「コミュニティふらっと本天沼」のオープニングイベントにも注目したい。

地域コミュニティ施設「コミュニティふらっと」は、文化や趣味等のグループ活動に利用できるほか、講座や多世代交流イベントへの参加を通じて、身近な地域の方が集い、世代を超えて交流する場となる施設だ。

１０月２０日のオープニングイベントでは、カポエイラ（ブラジルの伝統格闘技）教室体験会やコンサート、天沼中学校生ボランティアによる縁日コーナー、高円寺阿波おどりの演舞など大小の催し物が用意されている。

地域コミュニティ施設だけに、幼児から高齢者までが一緒になって楽しめるミニ文化祭となりそうだ。

今後「コミュニティふらっと本天沼」で実施される講座・イベント等の一部を体験可能とあって、荻窪や下井草在住で興味のある方はこの機会に訪れてみてはいかがだろう。

下高井戸

「すぎなみ舞祭」でダンス三昧も良し！

多世代が憩う地域交流の拠点となる公園として、平成２９年（２０１７年）４月に西側エリア約３ヘクタールを開園した「下高井戸おおぞら公園」。おそらく、杉並区民でも訪れた人はまだ少ないのではないだろうか。

子供も大人も一緒になって楽しめる野外ダンス・イベント「第15回すぎなみ舞祭（まいまつり）」が、広大な敷地内で開催される。

メインステージとリバーサイドステージに分かれ、この日のために練習を重ねてきた36チーム、約550名近いダンサーたちが参加する。もちろん、飛び込みでダンスができる参加型のイベントも用意されているので、一汗かいてみてはいかがだろう。

会場内には屋台やキッチンカーの出店、無料で遊べるキッズエリアやスタンプラリーも開催。”舞祭オリジナルなみすけ”のイラストが入ったTシャツやトートバッグ、缶バッジなども販売される予定で、子供と一緒に行ったら喜びそう。

方南町　

タイ文化の熱気で盛り上がろう！

さて、タイの魅力が凝縮されたお祭り気分を味わいたいなら、方南町の方南銀座商店街へと足を運んで欲しい。

『方南町タイ文化祭』は、今年5月に開催された『方南町タイまつり』に続く、タイをフィーチャーしたイベントで、タイ料理、タイDJ、ライブ、ムエタイプロレスショー、トークショー、タイマッサージなど、様々なタイカルチャーを文化祭のノリで一度に体験できる絶好の機会でもある。

ご存じの方も多いと思うが、方南銀座商店街と言えば、エイサー踊りや夏の路上ウォータースライダー、青空プロレスなど１年中エンターテイメントに満ち溢れている摩訶不思議な場所。

酔街草としては、１０月２０日は西荻の「朝いち」からスタートして、方南町のタイビールで締め括るつもりでいるのだが、さてさて、どうなることやら・・・。