【河内長野市】あっという間に洗浄!USJなどに販売したオリジナル機械「タマゴン」の製造会社が市内に
河内長野は農業や林業の印象がありますが、意外にもモノづくりの素晴らしい技術を持った企業が存在しています。
今回紹介する河内長野のユニーク企業は、モノづくりで特殊な技術をもっているきららさんです。
きららさんは南海千代田駅の南、千代田公民館などがある木戸西町にあります。
余談ですが、木戸西町の千代田公民館では、明日日曜日(18日)に、リニューアルした自習室のお披露目会がありまです。実は昨年行われた大阪教育大学との共催で行われた中高生向け公民館イベントの継続企画です。
詳細はこちら(外部リンク)に書いてありますが、千代田中学校美術部(約10名)が、主体的にコンセプトを決め、空間のデザインもして、ついにリニューアルした自習室をいよいよ公開するとのこと。お茶会もあるので興味のある方はぜひ。
本題に戻りましょう。会社がある場所は、メインの通りから入った路地の中にありました。
こちらがきららさんの入り口です。きららさんは、社長のアイデアで個性豊かなオリジナル製品を作り続けています。
きららさんは大阪の元気!ものづくり企業に認定されています。また2023年だけをみても東京ビックサイトの産業交流展や幕張メッセで行われているジャパンアミューズメント・エキスポ 2023など、河内長野から全国に向けて積極的に出店しています。
中に入るとこちらの機械がありました。「たまごん」というそうで、これはゲームで使うボールの洗浄乾燥機です。
たまごんは、Webページ(外部リンク)によると、1時間で3,000個以上のボールを洗浄する能力があるそうです。
洗浄するだけでなく乾燥もするので、すぐに次に使えるわけです。
機械の中で洗浄が終わってこのようにボールがひとつずつ落ちていきます。たまごんは、USJにも納品した機械だそうで、河内長野の市内ではあいっくに納品しています。
さて、こちらは別の機械です。このパイプの上から空気が出ています。
このようにボールが空気によって浮かされていますが、ここにもうひとつボールが上がってくると最初のボールが勢いよく飛んでいきました。
この日は私のほかに、ファミリーが見学に来ていました。いったん、外に出てパイプの空気で飛ばされるボールをお子さんが思いっきり楽しんでいました。
再び中に入ります。先ほどの隣の部屋です。加工用の機械が置いてありました。
ボールの洗浄ではなく、メダルやコインの洗浄の機械があります。ゲームセンターで使うメダルを洗浄する機械「kiraraシリーズ」です。
また神社のお賽銭(コイン)を洗浄する機械があります。Webページ(外部リンク)によれば100円硬貨で5,200枚の処理能力があるとのこと。
こちらは洗浄用のローラーです。この中を通して汚れを取るんですね。
こちらのスポンジを使うそうですが、どんなスポンジを使っても良いわけではなく、洗浄に適した専用のものを使うそうです。
専用のものでないと洗浄力に影響が出てくるとのことでした。
「使用後のものは捨てるだけですが、家庭用の掃除に使えますよ」ということで、ひとついただいて帰りました。使用前のスポンジは柔らかいですが、機械での洗浄が終わった後のスポンジはカチカチでした。でもしつこい汚れを落とすのには威力ありそうです。
ということで、きららさんを訪問しました。雰囲気は一般的なイメージの町工場という感じですが、ゲームやアミューズメント関係で使用するボールやメダルをきれいに、それも素早く洗浄する機械を作られているとのこと。河内長野にある素晴らしいモノづくりの現場を見ることができました。
(有)きらら(外部リンク)
住所:大阪府河内長野市木戸西町1-6-14-3
TEL : 0721-56-5047(平日)、0721-55-6434(日、祭日)
アクセス:南海千代田駅から徒歩9分
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