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秋田書店の読者プレゼント水増し問題を受け、業界人たちの「僕も私も見た」大暴露大会始まる

篠原修司ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

秋田書店の読者プレゼント水増し問題が世間を騒がせていますが、その報道に便乗して世の編集者たちが「俺の知り合いもやってた」とバラし始める暴露大会が始まっています。

エントリーNo.1番はTwitter界の重鎮、金髪tsuda大先生です。

しかし、ぶっちゃけ、俺の知り合いの編集者は新人時代、読者プレゼント用の架空当選の名字と名前を適当に組み合わせるって仕事を割り当てられていたので、特定の雑誌業界では当たり前のようにある慣習だと思っていたよ>読者プレゼント問題。

出典:Twitter / tsuda

そのほかにも

過去に某編集部で読者プレゼントの抽選と発送の担当をしていたが、送料が馬鹿にならなくて、毎号編集長が悩んでいた。他社では協賛新製品を読者プレゼントと掲載しながら、高額商品は社員が着服。毎号当選者名を公表していたが、「全部俺が適当に考えた名前w」とバカ編集が自慢してたな(#^ω^)

出典:Twitter / MoonRide88

昔、某社で連載してた頃、編集さんが当時公開直後の映画のウィンドブレーカー着てたので、「どうしたんですか、それ?」て訊いたら、「読者プレゼントの景品w」って

出典:Twitter / hirohipo

昔々、ある地方タウン誌でライターをしていたけど、当時も同じようなことをその編集部はしてましたね。もう廃刊になり、版元も倒産しちゃってるけど。

出典:Twitter / 80generation80

などなど、枚挙にいとまがない状況です。

総じてみなさん「自分もやっていた」じゃなくて知り合いや自分ではない担当、あるいは他社が昔やってたというのがミソでして、それは今じゃなくて当時暴露しろやと突っ込まずにはいられません。

むろん、なかには「ウチはきちんとしている」と話されている編集さんもおられます。

昔、某求人誌で編集の仕事を一瞬手伝っていた時期があった。 読者プレゼントの抽選って、テキトーに名前書いてんだろうな~ なんて失礼ながら思っていたけど、実際は、編集スタッフやら営業の人間立会いの元、外から見えない抽選箱の中から当選者を選んでいたのにエラく驚いた記憶がある。

出典:Twitter / Ko_TK

だいぶ昔に雑誌の編集部で働いてた頃、読者プレゼントは数がショボくて申し訳ないと思いつつ「抽選で1名様」とか正直に書いてたな。自分の机に集めたプレゼントが山積みになって雪崩を起こしたり、抽選して送ったら住所不明で戻ってきて電話番号もつながらなかったり、色々あった。

出典:Twitter / 50risa

要するに“きちんとしているところ”と“きちんとしていないところ”があり、「きちんとしていないところはひどいよ」という話なのですが、秋田書店ほどの中堅どころがこの状況ではほかの中小出版社の信頼性はもはや絶望的。

そしてそのなかの人である編集者たちが「あ、俺もその話知ってるわー」と読者に対して堂々と公言するようなモラルでは、アンケート付き読者プレゼントが存在していた可能性は微粒子レベルにまで落ち込みます。

お願いですから業界の不祥事を知ったときは今回のように内部告発するか、それができない環境なら墓場までテイクアウトしてください。なに「俺も昔は悪だった」自慢みたいに今ごろになって語っちゃってるんですか。全然カッコ良くないですから、それ。

ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。インターネット(SNS)で起きる炎上の解説、デマのファクトチェック、スマホやガジェットの話題、生成AIが専門。最近はYouTubeでも活動しています。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで

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