【京都市上京区】西陣織の街のグルメスポットで可愛い鯛型焼きや土佐魚介の美味い割烹レベルの居酒屋みっけ
かつて平安京のメインストリートであった千本通の「千本商店街朱雀大路の街」に加盟する34の飲食店で2024年8月22日から行ってきた「千本せんべろラリー」(外部リンク)も11月22日までであと少しとなりました。駆け込みでその内の一角にあたる「西陣京極」を2年ぶりに訪ねてみました。
この一帯はかつて、寄席や芝居小屋、昭和になってからは映画館や劇場、飲食店が立ち並び、西陣の旦那衆や職人さんなどで賑わった一大繁華街だったそうです。上京区千本中立売の交差点を上がった直ぐ東に、今は入口のアーチにその面影を残すこぢんまりとした風情ある繁華街が「西陣京極」です。小粋な店が多くあります。
以前は魚とチップの店だったところに居酒屋が出来ていました。看板に書かれた「含哺鼓腹」という難しい四字熟語に魅かれて入ってみることに。店名は「一酒場」(かずさかば)といいます。1年半前にほど近くに在住しているオーナーの岸田弘一さんが開店しました。「含哺鼓腹」は「がんぽこふく」と読み、満腹になって腹つづみをうち、人々が豊かで、太平な世を楽しむという意。岸田さんの好きな言葉だそうです。
まずは、せんべろメニューでいぶりがっこなど粋なアテが出てくるところなど酒呑みにはたまりません。メニューで名物とある鯛型焼きの明太子エッグを注文すると、可愛いたい焼きが登場。見た目だけでなく中がふんわりして「これ! 美味しい」。
続いて注文した「秋ナスのよだれ豚」も確かによだれが出るほど旨いというのもうなずけますね。
帆立の黄金焼きがその名の通り、活き活きとした輝きを放っています。ぷりっぷりの身に自家製のたれがしみてめちゃ美味。居酒屋値段で割烹レベルの美味しさが楽しめるのが最高です。
岸田さんが店を開く前、高知出身のオーナーの店で修業していたこともあって、そのルートから、黒潮海流で育てられる緋扇貝(ひおうぎがい)や新鮮なカツオ、土佐のじゃこ天などが入手でき、店で美味しくいただけます。
上品蓮台寺や北野天満宮の御土居の紅葉など、比較的まだ穴場の紅葉スポットも近くですので、立ち寄ってみてはいかがでしょうか!
西陣京極 一酒場(外部リンク)京都市上京区東西俵屋町645 075-200-2432