スイーツストリートの目立つ場所に誕生！

　2023年11月1日（水）、新スイーツブランド「 VANI（バニ）」が誕生します。オープンするのは、関西随一のデパ地下とも称される阪神梅田本店の地下1階。

　登場するのは、長期のリニューアル期間を経て、2022年4月6日に全館グランドオープンし、生まれた約100mのスイーツストリートの西側のスタート地点。

　人気スイーツショップ「サブリナ」のお向かいで、広いデパ地下でもトップクラスの目立つ場所です。

　今回の新ショップは、これまでなかった新ブランドで、生み出したのは「東京ミルクチーズ工場」や「ザ・メープルマニア」、「バターバトラー」など、食材に特化したスイーツ専門店に定評のある株式会社シュクレイ。阪神梅田本店でもチーズとハチミツがテーマの「ドローリー」を手がけています。ゴルゴンゾーラを使ったエッジの効いたフィナンシェが好評で、日本全国でも阪神梅田本店にしか常設店がないブランドということもあり大人気。

　個人的にも手土産として何度か利用しています。

珍しいバニラスイーツ専門店！

　11月1日に登場する「VANI」のコンセプトは、“バニラ”。華やかな香りのバニラは“お菓子にとってのパフューム”というストーリーを設定し、クッキーやマドレーヌ、ムースケーキなど、バニラを巧に使ったスイーツを提供します。この試食会に参加してきましたので、食べた感想などを報告します。

SAND COOKIE（サンドクッキー）　9個入1,080円、18個入2,160円

　バニラを混ぜ込んで、薄く焼き上げたクッキーです。さらに重ね合わせたクッキー間にバニラ風味のチョコレートをサンド。

　かじったときのサクッとした食感がなんとも良く、ギュッと詰まったバニラの風味を感じます。甘くミルキーな余韻も心地いい。

MILLEFEUILLE（ミルフィユ）　8個入1,296円、12個入1,944円

　サクサクとしたパイを3枚に重ね、バニラを使用した軽やかなクリームをはさんでいます。

　サクサク感が楽しいパイ生地は密度が高く、食べ応えもあります。主張の強いパイ生地に負けていないのが、バニラクリーム。華やかさのある味わいで後半に甘さを感じます。

CAKE（ケーキ）5個入1,620円

　バニラが主役のマドレーヌ生地にココナッツファインとレモンピールを入れ、しっとりと焼き上げた焼き菓子です。

　ケーキという名称ですが、姿形や風味はマドレーヌ。軽やかな食べ心地で、最初から中盤にかけてココナッツとレモンピール、後半にヘーゼルナッツの風味がグッと現れます。

MOUSSE CAKE（ムースケーキ）1ホール2,160円

　フロマージュブランと生クリームで作った口溶けのよいバニラムース、濃厚なバニラクリーム、スポンジケーキの3層で仕立てたムースケーキです。

　写真を見てもらうとわかるのですが、ムースにもクリームにもバニラの黒いつぶつぶが。食べた感想は、ほのかな酸味のムースとミルキーなバニラクリームの組み合わせが絶妙です。なによりも口溶けのよさが魅力。販売時は冷凍なので、自然解凍後に食べるのですが、早めに食べると少し重めの食べ応えのある食感になるので、軽めの解凍時としっかり解凍の両方のタイミングで味わうのがおすすめです。

　ちなみに、数量限定販売。オープン当初は売り切れ必至の争奪アイテムになりそうです。

COOKIE BOX（クッキーボックス）24個入 2,592円（税込)

　人気スイーツブランドに欠かせない缶入りのクッキーも販売。バニラの魅力を4種類のクッキーで表現しています。

　バニラの風味クッキーは、写真左から「ブールドネージュ」「キプフェル」「ロザス」「ディアマン」の4種。それぞれが特徴があって、印象的だったのは粉糖とバニラで全体をコーティングした「ブールドネージュ」。鼻から抜けるアーモンドの香りが素晴らしい。また、発酵バターと淡路島の藻塩組み合わせが楽しい「ディアマン」もおすすめです。こちらも数量限定販。

TART（タルト）2個入 1,296円（税込)

　マスカルポーネチーズにバニラを加えた、とろりとなめらかなバニラクレームを楽しむタルトです。

　バニラクレームはカスタードのようにしっかりとした重厚感で、しかもタルトのダマンド生地が厚め。ふくよかで香りが良く、食べ応えがありつつも上品な味わいです。ムースケーキ同様、冷凍販売で数量限定。

　これまでさまざまなコンセプトのスイーツブランドをヒットさせてきたシュクレイ社らしい仕上がりのスイーツの数々。想像通りのものもあれば、想像を上回るものも。個人的なおすすめは、SAND COOKIEとMILLEFEUILLE。当面は売り切れ続出になるんじゃないかと思います。

お店の公式Instagram

VANI 公式HP