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【神戸市】朝ドラのモデル植物学者の牧野富太郎が神戸で訪れた場所巡り

Best Kobe大人の知的好奇心に刺さるWebメディア(神戸市)

現在放送中の朝ドラ「らんまん」の主人公モデルとなっている植物学者の牧野富太郎は神戸とのゆかりが深い人物です。牧野富太郎の神戸での足跡からいくつかよく訪れた場所を選んでみました。現在でも訪問しやすい牧野富太郎の足跡スポットを紹介します。

会下山の植物研究所

会下山小公園にある植物研究所跡地の記念碑。
会下山小公園にある植物研究所跡地の記念碑。

牧野富太郎が東京から神戸に行き来するきっかけとなったのが牧野を支援した神戸の実業家である池長孟の存在でした。池長の援助を受けて「池長植物研究所」を設立してここを拠点に牧野が研究を続けるという予定でしたが、牧野と池長の思惑の相違などからこの研究所は途中で頓挫します。現在はこの跡地が会下山小公園になっています。

会下山小公園にある研究所跡のモニュメント。
会下山小公園にある研究所跡のモニュメント。

牧野にとっては苦い思い出もある場所かもしれませんが、良くも悪くも牧野富太郎と神戸の接点としての中心地です。牧野の神戸での足跡巡りとしてはここは外せない場所です。

会下山小公園
神戸市兵庫区会下山町2丁目11
上沢駅東出口1出口から徒歩約9分
湊川駅出口2出口から徒歩約9分
湊川公園駅西出口1出口から徒歩約10分

摩耶山・摩耶観光ホテル

摩耶山のカフェに書かれたポップ。
摩耶山のカフェに書かれたポップ。

摩耶山も牧野が度々訪れた場所です。摩耶山にあるカフェには牧野が摩耶観光ホテルだった場所で講演会を行ったことが書かれたポップが貼ってありました。また、摩耶山での採集会も行っています。

牧野が講演を行った場所の旧摩耶観光ホテル。
牧野が講演を行った場所の旧摩耶観光ホテル。

旧摩耶観光ホテルは現在は無断で立ち入ることはできません。外から外観を見ることは可能です。

摩耶山
摩耶ロープウェイ 星の駅下車

六甲高山植物園

高山植物園の園内。
高山植物園の園内。

1933年(昭和8年)に六甲高山植物園は牧野が指導などをして開園されたとしています。また高山植物園では講演会や植物採集なども行っています。六甲山の各所は採集などに訪れていた牧野ですが、高山植物園については熱い思い入れもあったのではないでしょうか。

六甲高山植物園
神戸市灘区六甲山町北六甲4512-150
【西入り口】六甲山上バス「ミュージアム前」下車 徒歩約1分
【東入り口】六甲山上バス「高山植物園」下車 徒歩約1分

有馬温泉界隈

牧野の有馬で見つけた新種の案内板。
牧野の有馬で見つけた新種の案内板。

有馬温泉の文化村を度々訪れていた牧野は有馬で新種も発見しています。現在でもその花についての案内が有馬温泉の寺田町に設置されています。

牧野が命名したアリマウマノスズクサ。
牧野が命名したアリマウマノスズクサ。

牧野が命名したアリマウマノスズクサは高山植物園で見ることができました。他にも神戸で採集した種はいくつかあります。足跡巡りも楽しいですが、実際に牧野が見つけた原生している種を六甲山などで探してみるのもおもしろいかもしれません。

有馬温泉
神戸市北区有馬町
有馬温泉駅

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