「この時代」にスゴい! 4年ぶりコンサート開催 LOVELYZの根強い人気
自分を強く主張できる「ガルクラ(ガールズクラッシュ)」と合わせ、耳当たりの良い「イージーリスニング」。流行をしっかり知りながら、それでも自分のスタイルを持っている「HIP」は相変わらずの強いキーワード。
【韓国トレンドキーワード】K-POPで頻出「HIPだ」ってどういう意味?
近年のK-POPガールズグループはそんなトレンドもあるなか、驚くべきはグループの「人気の根強さ」だ。
LOVELYZ(ラブリーズ)
メンバー自ら「自分たちの音楽には私たちの感性がある」と口にしてきた。それは「清純派」と呼ばれるスタイル。
ガールズクラッシュのスタイルが少しずつ目立ち始めてきた2016年当時、リリースされた「Destiny」はなんとマイナー調で片思いを綴る楽曲だった。これについて作曲を手掛けたイ・サン(つまりはRIIZEアントンの父親)が自らショーケースに現れ「他のグループがやらないからあえてやる」と宣言したこともあった。
そんなLOVELYZが、11月16日と17日の2日間、ソウル蚕室学生体育館でデビュー10周年を記念した単独コンサート「冬の国のLOVELYZ 4」を開催する。これが、チケット販売開始と同時に両日とも全席完売を記録。これを韓国メディアの「OSEN」や「韓国日報」などが次々と報じた。
2021年を最後にリーダーのイ・スジョン(当時はベイビーソウルの芸名で活動)以外のメンバーが別の事務所に移籍。グループとしての活動を行っていなかったなかで、今回は4年ぶりのフルメンバーでの公演となる。
LOVELYZが望まれる「前兆」はこの春からあった。MBCのバラエティ番組「遊ぶなら何する?」の春祭りに8人で出演。これが好評だった。観客席で涙を流す女性ファンの姿が画面に映し出されたりもした。メンバーのリュ・スジョンは「8人でのステージは、まるで昨日会って、また今日会うみたいな時間だった」と話している。
コンサートに先立ち、メンバーのティーザーイメージも順次公開されている。リーダーのイ・スジョンと末っ子のチョン・イェインを皮切りに、ユ・ジエ、リュ・スジョン、ソ・ジス、ケイ、イ・ミジュ、ジンの個人カットが公開された。カラフルでポップなスタジオを背景に、各メンバーが個性あふれるポーズと衣装で成熟した魅力を披露し、期待感を高めている。
さらに、グループコンセプトポスターも公開。ピンク色の華やかなパーティー空間でLOVELYZイニシャルの風船を持つメンバーたちの姿が印象的だ。
Woollim Entertainmentは今回の10周年コンサート「冬の国のLOVELYZ」について「一段階アップグレードされたライブとパフォーマンス」を約束。
「オールライブバンドで進行される冬シーズンコンサート。華麗なライブとパフォーマンス、多彩な構成で、ファンだけでなく公演マニアからも高い評価を得ている」
今回のみならず、過去のLOVELYZオフラインコンサートはすべて全席完売を記録してきたのだという。
「この時代」だからこその貴重な存在価値。11月のステージではどんな姿を見せるだろうか。