iOS 18、Apple PayがPCのChromeでも使えるように
今週冒頭に発表された「iPhone」向けの次期OS「iOS 18」では、デスクトップの「Chrome」などのブラウザでも、決済システム「Apple Pay」が利用できるようになります。
これまで、デスクトップのウェブサイトでApple Payを利用できるのは、Macの「Safari」ブラウザに限定されていました。
iPhoneのカメラで読み取り
Apple Payの最新バージョンを実装しているウェブサイトが、この新しいシステムに対応しています。ユーザーが「Safari」以外のChromeや「Edge」、「Firefox」などのデスクトップ向けブラウザでApple Payによる支払いを選択すると、画面にコードが表示され、これをiPhoneのカメラでスキャンすることで、iPhoneで購入が完了できるのです。
Appleは開発者向け会議「WWDC24」のコーディングセッションで、このシステムに関する詳細を明らかにしました。ウェブサイトの開発者が最新の「Apple Pay SDK」を採用するには時間がかかるため、この機能が広く利用できるまでには時間がかかりそうです。
iOS 18は現在ベータ版が配布されており、今年秋に一般向けにリリースされます。さまざまなブラウザで利用できることで、Apple Payがさらに広く普及しそうです。
Source: MacRumors
塚本直樹
IT・宇宙・ドローンジャーナリスト
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