【四日市市】四日市出身高川裕也さん監督映画「GINAGINA」が公開され大盛況、四日市での上映も!
四日市市が舞台の映画「GINAGINA(ぎなぎな)」が公開されました。四日市市出身の俳優・高川裕也さんが脚本・監督・主演を務められています。高川さんは「カンブリア宮殿」「SASUKE」のナレーションや、「ソロモンの偽証」「ひかりのたび」の出演等で知られています。
作品は、コロナ禍で仕事を失った初老の俳優が映画制作に挑戦するも、ことごとく不運に見舞われて途方に暮れるが、ふと参加した故郷の同窓会から小さな希望を見出すというものです。
また、描かれるのは、コロナ禍を経て2030年問題に向かってひた走る日本の高齢化社会。高度経済成長からバブル崩壊、リーマンショック、自然の脅威、戦争、コロナ禍…、そしてこの先には2025年問題と2030年問題があるといいます。これから高齢化社会が進み、次の世代が大きな重荷を抱える時代にどう生きるかを考えながら観てもらいたい作品だそうです。
タイトルの「GINAGINA(ぎなぎな)」は四日市特有の方言で、「ぼちぼち」「ゆっくり」「どうにかこうにか」といった意味合いの言葉です。四日市港の潮吹き防波堤や四日市諏訪商店街、大矢知手延素麺など、四日市市の風景もたくさん登場する作品となっています。
2022年12月19日(月)~21日(水)に名古屋シネマスコーレで行われた先行特別上映は、大盛況のうちに終わりました。
さらに、2023年1月26日(木)~28日(土)の3日間、渋谷のユーロスペースで公開され、初日には主な登場人物の方々が舞台挨拶を行いました。
上映後の舞台挨拶に満場の拍手で迎えられた高川監督は、満席の会場にビックリしながらも感謝を述べ、「ぎなぎなというのは、関西弁の『ぼちぼち』が様態を表すのと違って、主体の気の持ち様やアクションも加味されている。言葉というのは主体の使い方によっていろんなニュアンスが生まれ、道具となるもの。作中の人たちのやり取りも100人100様の味わい方をしてもらえたら。そして時間を経て、作品に何度も出合い直してもらえたら嬉しい」と語りました。
大勢のお客さんの誘導でロビーを奔走したユーロスペースの北條誠人支配人も「久方振りの満席を見れて嬉しかったです。」とコメントされたそうです。
そして、2月25日(土)・26日(日)には四日市市での凱旋上映も決定しています! 詳細やチケットにつきましては、こちらをご覧ください。上映終了後には、高川監督によるトークイベントも行われるそうです!
四日市市が舞台であり、四日市市出身の高川さんが初脚本監督を務められた映画「GINAGINA」、ぜひ観てみたいですね! 高齢化社会が進むこれからの時代をどう生きるかを考えるきっかけにもなりそうです。
【映画「GINAGINA」四日市上映】
日時:2023年2月25日(土)・26日(日)14時(開場13時30分)
場所:四日市市文化会館第2ホール(三重県四日市市安島2丁目5-3)
座種・料金:全席自由 前売一般1,200円 U22&シニア1,000円 一般当日1,400円