横書きは失礼?数字は漢数字?仕事での封筒書き方マナー
普段仕事で相手と連絡を取るときに、郵便を使うことはほぼないでしょう。しかし契約書や移転のお知らせなど、封筒を使って書類をお送りすることもあると思います。
あまり使わないからこそ、「宛名の書き方」など、封筒の基本マナーを忘れてしまっていませんか。相手に失礼にならないよう、封筒の「縦書き」「横書き」それぞれの書き方をご紹介します。
封筒に「住所」を書く
まず、封筒を「縦書き」で書くか、「横書き」で書くか、という問題があります。
横書きの方がカジュアルな印象を与えるため、正式な場面では、宛名など縦書きを選択しましょう。
パソコンでラベルシールを作成して印刷する場合は、横書きになりますが、失礼には当たりません。しかし、お礼状やお詫び状は手書きの宛名の方が気持ちを伝えることができます。
では、「住所の書き方」の注意点は以下の通りです。
●縦書きの場合は「封筒の右側3分の1」、横書きの場合は「封筒の上側3分の1」に収める
●宛名より小さい字で書く
●「丁目」「番地」を省略せずに書く(ハイフンは使わない)
例/横書き 3-12-16 ⇒ 〇3丁目12番地16
●縦書きの場合は「漢数字」、横書きの場合は「算用数字」を使う
●ビル名は改行して書く
封筒に「宛名」を書く
次に「宛名の書き方」です。
●会社→部署→役職→名前の順に書く
●役職は「課長」など短い場合は「名前の上」、長い場合は「名前の横」に小さめに書く
●「個人の名前」を一番大きな字で書く
●(株)(有)は使わず、「株式会社」「有限会社」と書く
●「株式会社」は会社名の前か後、どちらに付けるか気を付ける
●会社に送る場合は「御中」、個人に送る場合は「様」をつける(両方は付けない)
●役職や名前がわからない場合は、「採用ご担当者様」などと書く
封筒に「切手」を貼る
「切手」を貼ります。
●縦長封筒の場合は「左上」、横長封筒の場合は「右上」に貼る
●郵便料金に合わせた切手を1枚貼る(余った切手を寄せ集めたと思われないよう、1枚で)
●キャラクターデザインの切手などは使わず、普通切手を使う
●斜めにならないように、まっすぐに貼る
封筒の「裏面」を書く
さて、「裏面の書き方」です。
●縦書き・横書きは表面に合わせる
●自分の住所・会社名・名前を書く
●「丁目」「番地」を省略せずに書く(ハイフンは使わない)
●「(株)」「(有)」は使わず、「株式会社」「有限会社」と書く
封筒に「封」をして閉じる
「封」をして閉じます。
●糊をつけて閉じる
●セロハンテープは使わない
まとめ
封筒の書き方で一番需要なことは、「受け取った方がどう感じるか」です。「縦書きか横書きか」「手書きか印刷か」などは、送る内容や相手に配慮して失礼のないようにしましょう。
研修トレーナー太田 章代
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太田章代の『ビジネスコミュニケーション術』