【札幌市】年末年始は、RIKKAのオーガニッククラフトビールを囲んで笑顔で過ごしましょう!
いよいよ来週はクリスマスです。その次はお正月。コロナ禍とはいえ、イルミネーションで街中が彩られる年末年始はワクワクします。自宅などでパーティーを企画している方や親戚で集まる予定の方も多いのではないでしょうか? そんなシーンでおすすめしたいのが、「RIKKA(リッカ)」の樽売りオーガニッククラフトビールです。
「RIKKA」は、今年の春に誕生したオーガニッククラフトビールの会社。大麦のモルトを生かしたウィーンラガーと呼ばれるタイプのビールを製造し、先月からビールの販売を開始しました。一番の特徴は、環境に配慮しながら、原材料の大麦を自分たちで育てているという点。そこには創業者2人の強い想いがあります。
代表の鈴木將之さんは、アメリカのアウトドアブランド「パタゴニア」に勤務。温暖化など、地球の環境を改善するために自分にできることを模索していた矢先、2018年にパタゴニアが地球環境改善の手段として、リジェネラティブオーガニック農業(再生型農業)で栽培した多年生小麦を使ったビールの販売を始めます。「これだ!」と思った鈴木さんは、自身も環境のために北海道でこのスタイルのビール造りに挑戦してみたいと考えます。北海道・豊浦町在住の友人で、一緒に食や農に関するイベントを開いたことのある菅野小織さんに相談するうちに、想いに賛同した菅野さんも共同経営者として関わることに。とはいえ、2人ともビール造りに関しては素人。手探りでビール造りを始めました。
農家に依頼する予定だった大麦栽培でしたが、結局、岩見沢市と壮瞥町に借りた合計5反の広さの畑に自分たちで種をまいて育てました。2人の考えを知り、「手伝いたい」と畑作業に訪れる人たちも数多くいたそう。一方で、クラフトビール造りに携わる多くの人に、「時間もお金もかかるのに、原材料の栽培からやったの? しかもオーガニック?」と驚かれましたが、「何も知らずにはじめたから、普通ならやらないことをやれたと思う」と鈴木さん。
今年の春、2020年に栽培した大麦のモルトを使ったビールが完成し、同時に法人化。醸造は帯広の会社に依頼しました。美しい赤銅色で、モルトの甘みがほんのりと感じられるすっきりした飲み口のビールができました。10月に酒類販売免許を取得し、11月から販売を開始。ゴミを増やしたくないと、販売は樽(ケグ)のみ。「これにはもう一つ理由があり、人と人が繋がりあう場所で、みんなで飲んでほしいという願いも込めています」と菅野さん。将来的にはビール造りを軸に、コミュニティー作りや関連のワークショップなども行っていく予定とのこと。
クラフトビールの購入はインターネットから。5ℓケグ17250円~。樽での購入が難しいけれど「飲みたい!」という方は、札幌市内であれば、「イツモ オハナ」(南区真駒内柏丘3-1-46)、ビールとモルトウイスキー専門店「モルトヘッズ」(中央区南3西8大洋ビル地下1階)でグラス提供しています。
また、北海道で未来の農、農村、食づくりに取り組んでいる人や団体を表彰し、その活動を広く世界に発信する「北大マルシェアワード」のファイナリストに選ばれ、11月13日には北大でプレゼン。最優秀賞は逃しましたが、取り組みを知ってもらえたことは大きいと2人は手応えを感じているそうです。
RIKKAのホームページ
https://rikkabeer.buyshop.jp/
こちらから購入もできます。
取扱店舗についても順次ホームページにアップ。ぜひチェックを。