台風23号は雪も降らせる 北海道は大荒れに
大型の台風23号は、8日(木)~9日(金)に北海道へ接近。道東を中心に雨や風が非常に強まり、大荒れとなります。
また、台風が北から寒気を引きずり込み、一部で雪を降らせそうです。
関東・東北も強風・高波 北海道は影響が長引く
台風23号は、日本の東海上をスピードを上げて北上。関東や東北太平洋側では、7日~8日は沿岸を中心に風が強まり、海では高波が押し寄せます。
その後、台風は北海道に急接近し、8日には道東を中心に暴風雨に。
ところが、台風は北海道付近で急減速して、9日(金)にかけても、オホーツク海側を中心に影響が長引きます。
雪にも注意が必要な10月台風
2013年10月、伊豆大島に大規模な土砂災害をもたらした台風26号は、北海道に雪を降らせました。
旭川・帯広・釧路で初雪を観測し、道東では20~30cmの雪が積もった所も。台風に吹き込む強い北風により、北から寒気が引きずり込まれたのです。
今回は2年前ほど寒気は強くないものの、北海道の内陸では、標高の高い峠道などで雪になる所が出てきそうです。風は非常に強く、雪が降ると強烈なふぶきになるおそれもあり、車での峠越え等はそういった危険も頭に入れておく必要があります。
北風を“癖づける”台風23号
台風23号が北から冷たい空気を引きずり込むこともあって、北海道以外の各地でも、冷え込みやすくなっています。
今週後半は関東など東日本でもまた気温が上がって、昼間は汗ばむ陽気になる所もありそうですが、来週には北風の日が増えて気温はダウン。
今回の台風が、北風の流れを癖づけて、季節を一歩前へ進めるきっかけとなりそうです。