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物は無限に持てない!元物多め→シンプルライフを送る片付けのプロがリアルに持っている「物の量」4選

むらさきすいこ整理収納アドバイザー

整理収納アドバイザーむらさきすいこです。筆者はかつて、かなり多くの物を持っていましたが、1年以上かけて物を減らし、現在は「シンプルライフ」を送っています。今回は、セミナーや訪問整理収納サポートで大変よく聞かれる片付けのプロがリアルに持っている「物の量」をご紹介します。

1.靴

靴は現在5足所有しています。内訳は、真夏2足・真夏以外3足。靴が好きで、以前は靴箱に入りきらないほど所有していましたが、履いているのはいつも履き心地の良い同じ靴。履かない靴には、必ず「痛い・デザインが古い・脱ぎ履きしにくい・高かったから捨てられない」、などといった理由があります。物は使ってこそ意味があるので、本当によく履く5足まで減らしました。靴を5足にしたら、手入れが行き届くようになり、管理がラクになりました。また、少数精鋭なため、劣化が早いので買い替えるサイクルも早くなり、いつもトレンドの靴を楽しめるメリットもあります。

2.ハンカチ

ハンカチは現在は7枚所有しています。毎日洗濯をしているので、本来は3~4枚あれば足りますが、好きな物なので無理に減らしません。住まいの整理をスタートした時には、20年にわたって開封せずに溜め続けていたハンカチが50枚近く出てきて、我ながら驚きました。古いものは雑巾にしたり、好みではないものは売ったりして減らし、現在は1枚手に入れたら1枚手放すというルールで7枚をキープしています。

3.タオル

バスタオル替わりのビッグフェイスタオル6枚とフェイスタオル8枚所有しています。家族4人で同じものを使用していて、年に2回(冬と夏)まとめて買い替えています。タオルは、整理収納サポートに伺うと、大量に所有している人が多いもののひとつ。押し入れや、クローゼットの引出しいっぱいに入っているご家庭もよく見ます。「ものが良すぎて普段使いできない」「白いから汚れそうで使えない」「趣味じゃないから使う気にならない」「来客用に」という理由で何十年も持ち続けているケースに遭遇します。一方で、日ごろ使っているタオルは色あせて古びていたり、肌触りが劣化しているものを使っている人も。溜め込まずに、フカフカの良いタオルこそ自分と家族のために使えば、物は循環するし、ささやかな幸せを得ることができます。ぜひ、ストックのタオルを見直してみてください。

4.靴下・タイツ

外出用はシーズンごとに3足、自宅用は2足を所有しています(仕事用は除く)。靴下もかつては大量に持っていました。大量にあるから、どれも劣化せず、いつまで経っても減らせない。これも靴と同様に、そもそも身体は1つだし、実際によく履いているのは2~3足ということに気づいて、手放すことにしました。現在は、所有数が少なく、ワンシーズンで劣化するためシーズンの最後に処分をしています。そうすることで、靴下を保管しておく収納場所も必要がなくなり、筆者にとっては良いこと尽くめでした。

かつては物を大量に所有していた筆者。長期間にわたり、1つ1つの物を手に取って家じゅうの物の整理を進めてきました。ミニマリストではないけれど、現在は少ない物で、物の管理に追われることなく快適に暮らしています。

物は無限に持つことができません。筆者が紹介した物の量はあくまでも一例で、適切な物の量は人それぞれ。皆様にとって「最適な物の量」を考える機会になったら嬉しいです。

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整理収納アドバイザー

整理収納アドバイザー、住宅収納スペシャリスト。機能性と美しさを兼ね備えた「探す時間ゼロ」の整理収納を得意とする。NHK教育テレビ出演、メディア掲載実績多数。片付けの専門家として個人宅の訪問片付けサポート・収納公開の自宅セミナー・片付けセミナー講師・コラム執筆を行う。InstagramやAmebaブログで、片付けや暮らしにまつわる情報を発信中。

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