【京都市西京区】最優秀賞は壬生菜農家さんに。この冬選りすぐりの農産物が集結して品評会。即売会には行列
「こんなにでっかい白菜があったんだ」、「これって、花? 野菜?」、「こんなにきれいで立派なブロッコリー初めて見た」と称賛の声があいつぎました。2024年11月30日になんやかんや「大原野」推進協議会とJA京都中央大原野支店地域運営協議会青年部が主催で行われた「大原野農産物品評会・即売会2024」には、大原野の農家さんが育てた選りすぐりの野菜や花、米などが勢ぞろいしました。
品評会では、京都府農業振興センターや京都市、農協、京都青果市場の職員さんたちが審査員となって、見た目や手で触った感触など様々な観点から、それぞれ評価する数のシールをエントリーされた逸品に貼っていきます。シールの数が多いものを最終選考として厳選審査して、各賞が選ばれました。
JA京都中央大原野支店長賞を受賞した斎藤裕美さんのフウセントウワタは何の野菜かなと思っていたら、なんとも不思議な花でした。ハリセンボンのようなとげのある果実がユニークな観賞用のトウワタ(唐綿)だそうです。
大原野神社賞に輝いた松浪秀樹さんの白菜は大きさや見た目、外葉も芯もしっかりしている極上の逸品に仕上がっていたようです。最優秀賞にあたる京都市長賞には、林寛幸さんの壬生菜が選ばれました。市内壬生地域では農家さんがほとんどいなくなりましたが、こちらで作られていたんですね。
大原野農協青年部会長の三浦元貴さんによると、「今年は夏の暑さが凄かったことで農家さんたちは苗造りなどで苦労されたし、秋も良い天気が続いたので虫が活発に移動して、その中でも良い作物をつくるのに相当努力をされた」のだといいます。品評会の後に、マルシェ大原野も加わって行われた即売会には、各農家さんの珠玉の品々を手に入れようと、10時の開始前から行列ができる大人気でした。
販売開始から10分で完売した京都市農業振興協議会長賞に輝く「いちご」を生産したのは「みつばちBunBun クロスケの大原野げんき畑」で知られる田中宏明さんでした。「いちごが初もんなので品評会に間に合ってよかったです。去年は間に合わなかったので。みなさんに買ってもらえてほんとに嬉しい」と喜びを語って下さいました。
「マルシェ大原野」は、大原野農産物等直売所運営協議会が運営する、大原野の新鮮・安心・高品質な農産物や加工品の直売所です。毎週火曜日、毎月第1・3土曜日にJA京都中央大原野支店前にて営業されています。
大原野神社や正法寺、勝持寺、十輪寺など紅葉名所のすぐ近くで、朝採れたての新鮮野菜がほんまに格安で手に入れられますので、大原野の風光明媚な自然を散策がてら立ち寄ってみてはいかがですか!
JA京都中央大原野支店(マルシェ大原野・外部リンク)京都市西京区大原野灰方町179 075-331-0211