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2024年版ほぼ日手帳には、NHK朝ドラ『らんまん』のモデル・牧野富太郎の植物図もあります

舘神龍彦デジアナリスト・手帳評論家・歌手

 すでにこのYahooニュースの枠でも、各種Webサイトからほぼ日手帳2024年版の各モデルのニュースがでていると思います。

 この記事もその1つ。2024年版のほぼ日手帳は、NHK連続テレビ小説「らんまん」のモデルになった植物学者・牧野富太郎の植物図をあしらった製品が登場します。

 いちおう念を押しておくと、ほぼ日手帳が牧野富太郎のモデルを発売するのはこれが最初ではありません。実に、今回で5回目だそうです。それ以前のコラボモデルについては、以前も紹介したことがあったかと思います。そして今回の2024年版です。

 代表的なものを以下に見ていきましょう。

ほぼ日手帳2024年版。牧野富太郎の植物図のモデル。左が「ヤマザクラ」右側の3点が「HON」タイプ
ほぼ日手帳2024年版。牧野富太郎の植物図のモデル。左が「ヤマザクラ」右側の3点が「HON」タイプ

 まず、サイズは、A5(カズン)、Weeks(縦長の週間タイプ)、A6(オリジナルサイズ)の3タイプ。このうち、A5とA6には、「コウシンソウ」の植物図をカバーにプリントしたタイプがあります。

 牧野富太郎が、植物をいかに細かく観察し、伝えようとしているか。全ての植物図がそうですが、牧野富太郎の図を見ていると、それが見ている側に伝わってくる気がします。

方眼ノートもおすすめ

個人的に気になったのは、方眼ノートですね。

 「ほぼ日の方眼ノート (A5)ヤマザクラ」1540円(税込み)
 「ほぼ日の方眼ノート (A6)ヤマザクラ」1210円(税込み)

 表紙に植物図があしらわれているのは同じですが、中身は手帳ではなくて方眼のノートです。おそらくは常人よりも遥かに発達していたであろう牧野富太郎の観察眼を通して描かれた植物の図を見る事で、ふだん目にしていながらも見過ごしていたであろう、植物の形を再発見させられるような気がします。

「HON」も登場

 また2024年モデルは、牧野富太郎の植物図をあしらった「HON」のタイプも新たに登場します。
 ほぼ日手帳のオリジナルサイズ(A6)、カズン(A5)のほとんどのモデルは、カバーをつけて利用します。

 これに対して、HONは、ハードカバーの書籍のような固い表紙を持ったタイプです。 このことで単体ですぐに使い始められるメリットがあるわけです。

 ほぼ日手帳HON「牧野富太郎/ヤマザクラ」 A6 2970円
 ほぼ日手帳HON「牧野富太郎/ヤマザクラ」 A5 5280円

壮大なかけ算のゆくえ

 ほぼ日手帳とは何か。この問題はべつの記事でも書きましたし、今後も書くと思います。そしてその1つの答えは「壮大なかけ算」ではないかと考えています。詳しく書くと長くなるので別の機会に譲りますが、ちょっとだけ説明すると、ほぼ日手帳というブランドに、他のブランドやアーティスト、歴史的著名人や、アニメキャラクター、商店などを組み合わせる。それを複数サイズで展開する。さらに、下敷きからバッグに至るまでの各種派生商品を作り出して並列して販売する。
 そう言うことではないかと考えています。これについては、また別の機会に詳しく述べられればと思います。

下敷き各種。オリジナル(A6)、Weeks、カズン(A5)のそれぞれが用意される
下敷き各種。オリジナル(A6)、Weeks、カズン(A5)のそれぞれが用意される











デジアナリスト・手帳評論家・歌手

デジアナリスト・手帳評論家・歌手。著書『手帳と日本人』(NHK出版新書)は日経新聞「あとがきのあと」登場ほか、大学受験の問題に2回出題。『凄いiPhone手帳術』(えい出版社)『システム手帳新入門!』(岩波書店)等著書多数。「マツコの知らない世界」(TBSテレビ)「HelloWorld」(J-WAVE)はじめテレビ・ラジオ出演多数。講演等も。手帳ユーザーを集めた「手帳オフ」を2007年から開催する等トレンドセッター的存在。手帳活用の基本をまとめた「手帳音頭」をYouTubeで公開中。認知症対策プロダクト「おぼえている手帳」は経産省オレンジイノベーションプロジェクト事業採択。

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