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【思春期】塾帰りに寄り道する子に効果的だった!ベテラン教師が解説する3つの方法

ナナホシ教育/子育て/学校

「塾が9時に終わるはずなのに、いつも10時過ぎ...」

「友だちとファストフード店で過ごしているみたいで...」

放課後の子どもの行動に心配を感じている保護者の方は多いのではないでしょうか。私も教師として約20年、不安を抱える保護者の方々のご相談を受けてきました。

今回は、塾帰りの寄り道について、子どもの心理と効果的な対応方法をお伝えします。

寄り道をする子どもの心理

中学生のAさんのお母さんから相談を受けたことがあります。「塾の後、マクドナルドで勉強しているって言うんです。でも、本当かしら...」

実は、この時期の寄り道には、子どもなりの理由があるのです。

  • 友だちと過ごす時間が欲しい
  • 勉強の息抜きをしたい
  • 自分で決めた行動をしてみたい
  • 大人の目が届かない場所で過ごしたい

1. まずは話を聴いてみましょう

ある保護者の方は、こんな工夫をされていました。

「今日の塾どうだった?」ではなく、「お腹すいてない?何か食べる?」と声をかけてみたそうです。すると、子どもが塾での出来事や友だちとの会話を自然に話し始めたとか。

寄り道の理由を責めるのではなく、子どもの気持ちに耳を傾けることから始めてみましょう。

2. 具体的なルールを一緒に決める

中学2年生のBくんの家族は、こんなルールを決めました。

  • 塾が終わったら必ず連絡
  • 友だちと過ごすなら、どこで何時までかを伝える
  • 遅くとも10時半までには帰宅

大切なのは、「なぜそのルールが必要なのか」を子どもと話し合うこと。一方的な押し付けではなく、子どもの意見も聞きながら決めていくのです。

3. 安全な居場所作り

「うちに友だちを呼んでもいいよ」

「週末は一緒にファストフード店に行ってみない?」

子どもが安心して過ごせる場所と時間を提供することで、無断の寄り道は自然と減っていくことが多いのです。

心配な場合の対応

以下のような場合は、要注意サインかもしれません。

  • 連絡が全く取れない
  • 約束の時間を大幅に過ぎる
  • 言動に大きな変化がある
  • お金の使い方が気になる

こんな時は、学校や塾の先生に相談してみるのもよいでしょう。学校や塾での様子と合わせて、適切なアドバイスをいただけるはずです。また、寄り道が心配な場合は、手間がかかりますが、送り迎えをするのもよいと思います。「寒い時に塾に行くのは大変でしょ?車で送ってあげるよ」など、別の視点で声をかけてみるのもおすすめです。

まとめ

この時期は友だちと過ごす時間も大切な経験なのです。ただ、最近親としては心が痛むニュースもありました。子どもは友だちとの関係や勉強面に目が向いていて、安全面のことまで気が回らないこともあります。これを機会に、塾の帰りも含めてご家庭で安全面について話題にしてみましょう。信頼関係を築きながら、子どもの成長を見守っていきましょう。決めたルールは必ず守らせる、でも子どもの気持ちにも寄り添う。そんなバランスも意識してみましょう。

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