愛されキャラ前園真聖、「仕事ゼロからの復活術」を語る!恩人はダウンタウン松本人志?
プロサッカー選手として日本代表を務め、オリンピックなどで活躍後、現役を引退。そして、現在は様々なメディアで引っ張りだこの前園真聖さん。過去に犯した自らの失敗を受け入れ、メディアで嘘偽りなく発信していくことで培った、現在の実直なキャラクターで人気を博しています。
現役時代の経験から身についた前園さん流の自信のつけ方、失敗を受け入れて毎日と向き合う方法、そして仕事への向き合い方や“はたらいて笑う”ためのアドバイスについて、はたらクリエイティブディレクターの佐藤裕が話を聞いてみた。
バラエティ番組やスポーツ番組、イベントなどで大活躍の現在
――幅広くご活躍されている前園さんですが、現在はどういったお仕事を主にされているんでしょうか?また講演会などではどういったお話をされるのでしょうか?
スポーツ番組で解説をしたり、バラエティ番組へ出演させていただいたりしています。また、サッカー教室やトークショー、講演会といったイベントもやらせていただいていますね。割合で言うと、メディア出演とイベント出演が半々といったところでしょうか。
サッカー選手としての現役時代のお話や、以前、人生の中で大きな失敗を犯してしまった時から、どういう思いでここまでやってきたのかという、自分の経験を中心に色々とお話しさせていただいています。
実は僕、成功体験があんまりないんですよね(笑)。現役の時は、苦しく大変なことも多かったんですが、その現役時代の経験が今のセカンドキャリアでも活きてきているという部分を主にお話しているんです。
失敗からどういったことを考え、プラスに転換し、今に繋げているか、といった自分の想いです。
過去の失敗を嘘偽りなく話し、共感してもらう
――企業側から、過去の失敗についてお話してください、と依頼が来るんでしょうか?そしてお聞きになった皆さんの反応はいかがですか?
いえいえ。ご依頼は様々なんですが内容はお任せなので、「きっとこういう話を皆さん聞きたいだろうな」と僕が判断してお話しているんです。
そういうことを話してくれるって思っていないようで、驚かれている方もいらっしゃいますね。でも、僕が今のようにメディアに出させていただくようになったのは、自分の失敗を自分で受け入れ、テレビで嘘偽りなく話していくスタンスになってからなんです。
ですので、講演会にお呼びいただいても、素直に自分の失敗談を話していくようにしています。「そういったことを話していただけると思っていなかった、ありがとうございます」と言われると嬉しいですね。
サッカーの現場に残るという考えはなかった
――現役引退後、コーチや監督といったジャンルでサッカー業界に残らず、別の活動を始められたのでしょうか?
僕が現役引退したのは2005年。当時、自分がサッカー界で経験してきたことはどういった形であれ伝えていきたいとは思っていました。
でも、監督やコーチとして現場に戻るという考えは正直なかったですね。
サッカーの素晴らしさは世の中に伝えていきたいと思っていましたが、「絶対に現場を指揮したい」という想いは持っていなかったんです。僕はピッチに入ってプレーするのが好きだったので、決して教えるのが好きなわけではないんですね。
ピッチの中では自分のプレーに集中していればいいんですが、監督になると個性豊かな選手をそれぞれに合った方法で指導していかなければいけない。そういったことには興味が沸かなかったんです。
セカンドキャリアの始まりはサッカー教室から、そして新たな道へ
――引退後、今のようなキャリアは想定されていましたか?まず始められたのはどういった活動でしたか?
具体的に何をやるか、ということは決まっていませんでしたが、イメージはたくさん持っていましたよ。
最初に始めたのは子どもたちにサッカーを教えることでした。僕は純粋にサッカーが好きで、小学生から32歳までずっとやってきたので、「サッカーって楽しいよ!」っていうことをまず伝えたかったんですね。
でも、毎朝グラウンドに行って練習して帰って、という生活は現役時代と同じになってしまうので、これからは未経験のことをやりたい、という気持ちもありました。そこでたまたまメディアに声をかけてもらい、テレビなどに出演する機会を得たんです。
現役時代に培った自信「経験から必ず結果は得られる」
――将来のキャリアが見えていない状態で不安はありましたか?
いえ、ワクワクする気持ちや期待感の方が大きかったですね。現役時代、たくさん練習をしても、すぐに結果が出ない時もありました。
選手人生というのは、良い結果を得られる時、得られない時、それの繰り返しなんです。
でも今やっていることが、いつか自分自身の経験となって、何かしらの結果を得られる、という確信は持っていました。それは明日かもしれないし、1年後かもしれない。現役時代にそういう経験をしているからこそ、不安というのはあまり感じなかったんでしょうね。
――現役時代の体験が、前園さんの礎になって自信につながったんでしょうか?
そうだと思います。うまくいくことも、そうじゃないこともあったけど、そこで逃げ出さず、一生懸命自分のやることをやっていれば、どこかで自分にとって素晴らしい経験や結果が待っているんじゃないかな、と思いながらこれまでやってきました。
過ぎたことに捉われず、その先の未来を考える
――前園さん自身の性格にも前向きに未来を考えるという傾向があるのでしょうか?
終わったことはあまり考えないという性格もあるかもしれませんね。考えてもどうしようもないなって思うんですよ。例えば現役時代、その日のプレーがうまくいかなくてどれだけ反省しても、次の試合はすぐそこに迫ってきます。終わったことを考えている時間があるんだったら、次の試合や、その先のことを考えていた方が有益な時間を過ごせるなと思っています。
――そういうスタンスでお仕事も前に進んでいらっしゃるんですね?
そうですね。ありがたいことに、引退してから途切れなくお仕事をいただいていたのですが、失敗がきっかけで全く仕事が無くなったことがあったんです。
現役の時もそうですが、サッカー選手もメディアに出演するのも、誰かに必要とされないとやれないことですよね。監督に信頼されないとポジションは得られないし、評価されないとテレビのお仕事もやってこない。
自分の評価は周囲の方がするっていう意味では同じですね。これからも1つ1つの仕事をしっかりこなしていきたいと思っています。
メディアを通じてサッカーの楽しさを伝えられるありがたさ
――お仕事をしていて、やりがいや楽しさはどこに感じられますか?
実は、あんまり仕事をしているっていう感じがしないんですよ。サッカーもそうだし、今のテレビのお仕事もそうですが、好きなことをやらせてもらっているので仕事っていう感覚がないのかもしれません。
――楽しんで仕事をされている方は、前園さんと同じように、仕事という感覚を持たれていない方が多いように思います。“やらされている”といった意識がないということですよね。
全くないですね。好きなことをやってテレビに出させてもらい、自分の伝えたいことを世の中の皆さんに知ってもらえる。こんなありがたいことはないんじゃないかなと思います。
いじる、いじられる関係性には信頼が不可欠
――非常に楽しんで仕事をされている印象の前園さんですが、皆さんには知られていない苦悩や悩みなどはお持ちなのでしょうか?
基本的にはあまりないですね。ただ、僕は今テレビの中で、いじられるというか、そういう立ち位置なんですね(笑)。
いじってくる方との間に信頼関係やリスペクトがない時、あんまり気持ちよくないなって思う時はありますが、それも受け入れながら進んでいく、という感じです。
「ワイドナショー」出演がきっかけで変化したキャラクター
――現役時代の前園さんと、現在テレビで見るお姿では、キャラクターが変わってきたように感じるんですが、何か意識されたことはあるんでしょうか?
そうですか(笑)?僕個人としては、キャラクターについてはあまり意識してないですね。ただ、僕が失敗を犯した時、また元の場所に戻るきっかけを作っていただいたのは、テレビなんです。それは「ワイドナショー」という番組への出演でした。
自分の失敗についてなかなか話す機会がなかったんですが、「ワイドナショー」に出演した時、ダウンタウンの松本さんがその失敗について突っ込んでくれて、いじってくれたんです。僕自身がキャラクターを変えたというよりも、松本さんのおかげで、周りの方からの扱いが自然にそうなっていったという風に思います。
ダウンタウン・松本さんの突っ込みで肩の荷が下りる
――「ワイドナショー」初出演時のエピソードをお聞かせいただけますか?
2014年のワールドカップの時期にコメンテーターで呼んでいただいたんですね。テレビに復帰したのは、8年間出演していたスポーツ番組だったんですが、当然スポーツ番組なので、誰も事件のことについては突っ込んでこない。
でも、当たり前ですが、なんだかみんなが気にしていて、「いつもと違う空気になっているな」っていう感じはありました。「ワイドナショー」への出演は、レギュラー番組以外で初めてのゲストだったんですが、緊張していて、目の前のウーロン茶をぐっと飲みほしたんです。
そうしたら松本さんが「ウーロンハイ飲んでるんでしょ」って突っ込んでくれて。それで一気に肩の荷が下りた感じがしました。自分の口から失敗について話すきっかけを作っていただき、そして次の週からバーテンダーっていう一番しちゃいけない格好をして(笑)、番組に出させていただくことになりました。
自分をさらけ出すきっかけを作ってくれた「番組と松本さんは恩人」
――松本さんの、前園さんに対する距離感と愛情は、番組を拝見していても強く感じますが、どう感じていますか?
僕は、「ワイドナショー」と松本さんが恩人だと思っているんです。僕の過去の失敗も、今の状況も全てわかった上でいじってもらっています。打ち合わせもないので、いつも緊張感でいっぱいになりながらあそこに立っているんですが、その空気感が松本さんには面白く感じてもらえているのかもしれません。
――「ワイドナショー」への出演が今の前園さんのお仕事に大きな影響を与えているんですね?
現役を引退して10年以上経過しているので、子ども達の中には僕が元サッカー選手っていうのを知らない子もいるんです。でも、テレビに出させてもらって顔を知ってもらっているというのが、自分にとっては大変ありがたい部分ですね。
そのきっかけを作ってくれたのは番組と松本さん。松本さんには感謝しかないですよ。
変化していく自分の立ち位置を楽しむ
――今のようにメディアに出演されているお仕事と、現役時代の仕事への向き合い方。その2つに何か違いは感じられているんでしょうか?
現役時代は、「スタメンに選ばれなきゃいけない」「ゴールを決めなきゃいけない」っていう立場だったんですけど、今はどちらかというとベンチに座っていて待っている感じですね。バラエティの世界って面白い人たちばかりなので、太刀打ちできないんです。
自分が求められている答えができなくても、面白おかしく拾ってくれる方たちがいるので、非常に安心感があります。呼ばれたら出て行くという感じが僕には合っているのかもしれないです。
――今の若い方は、自分の過去と未来を連続したものとして捉える方が多いように思うのですが、前園さんはご自分の立ち位置が変わっていくことに抵抗は感じられないのでしょうか?
全くないですね。新しいことを色々経験できたり、これまでだと会えないような方に会えたり、常に刺激を感じられているので。変わっていくのって楽しいですよ。ずっと同じ方がつまらないんじゃないでしょうか?
あえて目標は持たない。「1つ1つ、目の前のことを一生懸命に」
――これから、将来やってみたいことや何かチャレンジしようとしていることはありますか?
現役時代、チームに所属している時は、シーズンで優勝することや、得点王になること、ワールドカップを目指すなど先のことを目標として立てていましたが、今は全くないんです。
――それはあえてそうされているんですか?
そうですね。自分の仕事が無くなった時に初めて、「仕事があることは当たり前じゃないんだ」ということに気づいたんです。仕事のオファーをまたいただけるようになった時、お仕事があることや必要とされる喜びを心の底から感じて、今もその時の気持ちは忘れていません。
今日も明日も、当たり前と思わずに目の前のことを一生懸命やっていくことが大事なんですよね。それがないと先に繋がっていかない。現状、やりたいなと思っているお仕事は充分やれているのでありがたいです。
「仕事がゼロ」3、4カ月続いた苦しい日々
――一度失敗されたとき、仕事はゼロに近い状態になったんでしょうか?
全くゼロという状態が3、4カ月ほど続きました。これまで街で声をかけてもらったり、握手してくださいと言ってもらったりしていただけることがどれだけありがたいことか、そしてそういう応援の声が、自分という価値をどれほど高めてくれていたのか、ということに気づかせてもらったきっかけでもありました。
――今もそのお気持ちを忘れずにお仕事を続けていらっしゃるんですね?
そうですね。決して忘れてはいけない感情だと思います。自分が出演していた番組が放送できなくなるなど、周りの方には大変ご迷惑をおかけしたと思います。そしてその時に、僕は一人じゃない、みんなに支えてもらっているということを大いに実感したんです。
辛く苦しい時、手を差し伸べてくれたサッカー時代の仲間たち
――どのような支えが前園さんを助けられたんでしょうか?
それまで経験したことがなかったんですが、失敗した時に自分から離れていく人ってたくさんいたんですよ。でもその時に手を差し伸べてくれたのは、サッカーの先輩や後輩、チームメイトでした。
それがとても嬉しかった。サッカーをやってきて良かったと思いました。その時にかけていただいた言葉や皆さんのお気持ちは、今でも僕の財産ですね。
――どういったお言葉があったんでしょうか?
皆さんにたくさん励ましのお言葉をいただいたんですが、その中でも、先輩であるラモス瑠偉さんは真っ先にお電話をしてきてくれました。そして僕が穴を空けてしまうことになったイベントに、代役として出演することを名乗り出てくださったんです。
しかも、僕が当分仕事をすることができないこともわかっていらっしゃって、「俺はギャラはいらないから、前園に渡してやって」って仰っていただいたんです。
もちろん厳しい人でもありますから、愛のある叱咤激励のお言葉もいただきました。「マイナスの状況から逃げていないで、もう一回頑張れよ」って言っていただいて、本当に嬉しかったんです。
――他にも印象に残っている励ましはありましたか?
ヒデ(中田英寿さん)は年下なのに僕よりしっかりしているんですけど(笑)、タイミングを見計らって「ご飯食べようよ」って誘ってくれて。気を使って個室を用意してくれて、「とりあえず飲もうよ」って冗談でお酒進めてきたり。そういう接し方も嬉しかったですね。
「愚痴を言っているだけでは前に進めない。」人生をリスタート
――その当時はメンタル的なダメージが大きかったと思うんですが、どういう風にご自分をコントロールされていたんですか?
もうそれは、本当に落ち込みました。でも、やってしまったことは取り戻せないので、それも受け入れてリスタートを切れるよう、前を向く努力をしていました。現役の時も、試合に出られなかったりすると、夜遊びに行って選手同士で愚痴を言い合ってストレスを解消していたんですが、結局次の日にグラウンドに行くと、状況は何も変わっていないわけですよ。
愚痴を言い合っても一瞬スッキリするだけで、前には進んでいないんです。やっぱり、いっぱい努力して汗をかいて、周りの人に評価してもらわないと意味がないんですね。
――そこから前園さんのまた新しい人生がスタートしたんですね。
そうですね。皆さんにもう一度応援してもらうためにはどうすればいいか、どういう形で頑張っていけばいいか、をずっと考えていました。周囲の人に支えられながら、覚悟を決めて待っていた、という感じです。
「失敗を恐れず、経験を増やしてほしい」
――今、若い方と接していて世代や考え方の違いを感じることはありますか?
サッカー業界の話で言うと、今の選手たちは僕らの時代よりもしっかりしているように思います。目標も明確に設定しているし、いわゆる、ゆとり世代だな、と感じることはないですね。ただ、はっきりと自分の目標を公言したりする雰囲気ではないのかな、という気はします。
――若い方に向けて、“はたらく”ということをテーマに何を伝えたいですか?
僕の経験上ですが、若い方には色んな失敗をしていってほしいなと思います。失敗したくないと思っている人がほとんどだと思うんですが、うまくいかないことが次に繋がることってたくさんあると思うんです。
――失敗から学び、次の経験に活かすということですね?
そうです。そして一番やってほしくないなと思うのは、自分がやりたいことや、何か目的があっても、口に出さず、行動にも移さないことですね。やってみて、例えできなかったとしても、それは失敗ではなく“経験”です。自分が興味を持ったことはどんどん口に出して、実行していってほしいですね。
好きなことは必ずある!行動あるのみ!
――前園さんが、“はたらいて笑う”と聞くとどういった印象を持たれますか?
僕がまさしくそうなんですよ。でもそれってやっぱり、本当にやりたいことや、好きなことを見つけないと、なかなか難しいのかなとも思います。単純に就職しても、自分のやりたいことじゃなかったら素直に楽しめないと思うので、どうせならやりたいことを見つけて、“やりたいことのために何をすればそれに近づけるのか”というのを実行していってほしいです。
この仕事をしていると若い方からは、「好きなことってどう探したらいいですか?」って質問されることも多いんです。でも、僕が若い頃より今の方が情報もたくさんあるし、企業に入らなくても自分で会社を作れちゃう時代だし、たくさん選択肢がありますよね。
逆に、「どうしてないのかな?」って思っちゃうかもしれない。でも、好きなことは必ずありますよ。趣味でもなんでもいい。なんでもいいから自分でアンテナ張って、仕事に繋げていく努力は大事なんじゃないでしょうか。
「自分にはできない」とか「どうせ無理でしょ」って決めつけちゃうのも、もったいないなと思いますね。
――何かを始めてみて、後からその仕事が好きになるケースもありますよね?
そうですね。やってみてダメだったらその時考えればいいですよ。最初から無理って決めつけちゃうのはよくないなと思います。
若い方には、自分を信じて失敗を恐れず、どんどん行動していってほしいですね。
【インタビューを終えて】
インタビューをスタートする直前に、前園さんから逆質問があった。
「はたらクリエイティブディレクターとして世界を飛び回り、多くの学生と語り日本の若者市場の変革をしたいと思ったきっかけは?」
私はここで前園さんの人間力を感じて心を掴まれていた。
本来インタビューのスタートは部屋の空気はそれなりに緊張感もあり、会話は手探りで進むことも多い。ところが前園さんは自然に逆質問をして場の空気を変えたのだ。すべての質問に真直ぐに向き合う姿勢や想定していない質問や自ら若い方に伝えるべき話を考えてくれる姿に、失敗から復活した後、いじられキャラや最近の愛されキャラとしてポジションを確立してきた意味を理解した。
“はたらいて笑う”ために、前園さんが伝えてくれたのはどんな逆境の中でも素直に嘘なく自分らしく向き合うことで次のステージに進むチャンスが訪れる。
そして、そのチャンスは自分ひとりで得たものではなく、周囲の人達の支えがあってこそという大切な価値観を持つこと。そうすれば、やりたいことや夢・目標がなくても必ず見える景色は変わって新しいキャリアを楽しめるということ。
若者やビジネスマンが愛されキャラ前園真聖流「仕事ゼロからの復活術」で刺激を得て一歩踏み出すことを期待したい。
はたらくを楽しもう。