台風2号 沖縄の大東島で4月として歴代1位の風速のおそれ
台風2号の影響は?
台風2号情報
強い台風2号は、23日(金)午後6時には沖縄の南海上にあって、1時間におよそ10キロの速さで東北東へ進んでいます。中心の気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、暴風域を伴っています。今後は進路を北東から東に変え、24日(土)にかけて沖縄の南の海上を東に進む見込みです。
沖縄では台風の北上に伴い、23日(金)午後6時には、沖縄本島地方の一部が強風域にかかる可能性があり、大東島地方では、まもなく強風域に入る見通しです。天気の急変やうねりを伴う高波、強い風に注意が必要となります。
4月の沖縄
4月は台風の発生がまだ少ない時期であり、沖縄付近への太平洋高気圧の張り出しが弱く、沖縄付近にはなかなか近づきません。4月の台風の発生の平年値(1981年~2010年)は0.6個、沖縄地方への台風の接近数は0.0個となっています。
大東島地方で4月の風速を更新のおそれ
23日(金)の夕方時点で、沖縄気象台から発表されている大東島地方で予想される最大風速(最大瞬間風速)です。
23日(金)・・・20メートル(30メートル) 東の風
24日(土)・・・23メートル(35メートル) 東の風
これまでの4月の風の記録の1位は、以下となっています。(統計の値は気象庁より)
(南大東)
日最大風速・・・16.6メートル 西南西の風(1952年4月8日)
日最大瞬間風速・・・31.0メートル 南西の風(2007年4月18日)
(北大東)
日最大風速・・・17メートル 南の風(2007年4月18日)
日最大瞬間風速・・・21.6メートル 南南西の風(2009年4月25日)
4月の1位の風速の記録は、南寄りの風が顕著でしたが、今回は東風で4月のこれまでの風速を上回る可能性もあり警戒が必要です。
※文章中の南大東は(南大東島)を示す(気象庁HPより)
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