「予選落ちはシード選手じゃない!慢心だ」女子プロゴルファー・菅沼菜々選手に届いた心無い声に本人が反応
24日(日)深夜、女子プロゴルファーである菅沼菜々選手がX(旧Twitter)にて以下のようなポストを投稿した。
Xでの菅沼選手へのリプライ欄を探すと「オフに慢心になっている」「予選落ちはシード選手じゃない」といったような返信があり、菅沼選手は恐らくこれらの投稿に対して警告をしているのだと思われる。
女子ツアー開幕から3戦連続予選落ちが続く菅沼選手に対して「慢心だ」「シード選手じゃない」との意見を述べているが、筆者は全くそうだとは思わない。
シード選手であってもシーズンを通して一度も予選落ちをしない選手は稀だ。ゴルフとはどんなに良い選手でも必ず好不調の波がある。1年間の結果を総括して意見を述べるならまだしも、たった3試合しか出場していない現時点で上記のような意見を述べることは適切ではないだろう。
また「オフに慢心になっている」という指摘に関しては、恐らくバラエティ番組などにもこのオフに多く出演していた菅沼選手を見ての反応なのだろう。
菅沼選手自身も「菜々のオフに密着したの?」と述べている通り、バラエティ番組への出演などは菅沼選手のオフシーズンの活動のごく一部に過ぎないだろう。
インターネットでの誹謗中傷が大きな社会問題となっている現代において、未だにこのような投稿を行う人がいることを筆者としては非常に残念に思う。
他者に誹謗中傷を行い訴訟を受ける人は、若者ではなく意外にも中高年に多いとされている。
これは中高年の方がインターネットリテラシーについて学ぶ機会が少ないからであろう。
プロゴルフのファン層は他のスポーツと比べると年齢層がかなり高いため、こういったインターネットリテラシーの無い声がSNSを通して本人に直接届いてしまうことも多いようだ。
SNSを使う際にはまずは人を思いやる気持ちを持つことを心がけてほしい。法に触れているかどうかではなく、その人が嫌な思いをしないかどうかを投稿ボタンを押す前に今一度確認してもらいたいものだ。
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