【ガンプラレビュー】SD三国創傑伝 司馬懿デスティニーガンダム
「SDガンダムワールド 三国創傑伝」より、戦略家ながら研究者としてもその才覚を発揮する、董卓の部下「司馬懿デスティニーガンダム(シバイデスティニーガンダム)」をご紹介します。
SD三国創傑伝 司馬懿デスティニーガンダム
定価¥1,000(税抜)
2021年2月に発売されたキットです。
「三国創傑伝」は海外で先行していたシリーズで、国内では今年(2021)から本格展開となります。
■全体像
「デスティニーガンダム」をモチーフとした「司馬懿」です。
フレーム部分は「劉備ユニコーンガンダム」と同じパーツで構成されています。
全体的な構造も、おおむね同等です。
■パーツ構成
パーツ構成は、成形品が8枚に、シールが1枚。
ポリキャップは使われておらず、関節はそのほとんどがKPS素材による接続です。
また、シールは紙製で非常に破れやすく、基本的に張り直しはできません。
※ KPS:強化ポリスチレン(バンダイオリジナルブレンドの新素材)
■キットの内容
- 本体
- 淵獄魔掌(背中に装着済み)
- イクリプスメモリ(左腕に装着済み)
■装備
淵獄魔掌(エンゴクマショウ)
バックパックに装備された「異形の巨腕」です。
ご覧の様にパーツを取り外し、間に握り手を挟む事で、
右手に装着して利用できます。
手首と各指は、すべてボールジョイントで接続。
ただし、人差し指と中指、薬指と小指は、それぞれ一体化されています。
後方にはスロットが4つあり、メモリを「最大4つまで」挿入可能です。
※ 当キットには「イクリプスメモリ」が一つしか付属していません
イクリプスメモリ
イクリプスメモリは、左腕のシールドに装着されており、着脱可能です。
取り外ししたメモリは、額中央のスロットに差し替える事もできます。
■基本構造
本体
「頭部」「腕部」「腰部」「脚部」は、すべてボールジョイントでつながっています。
腕部
「二の腕」と「ハンドパーツ」がボールジョイント、「シールド」と「マント」はダボによる接続です。
また、肘には関節がありません。
胸部
腹部との間にクランク状の関節があり、自然な感じで前後できます。
腕の付け根は、わずかですが前に引き出せます。
腰部
フロントアーマーもボールジョイント接続です。
股下には3mm穴があるので、スタンドは一般的な丸軸タイプを使用できます。
脚部
「サイドアーマー」「アンクルアーマー」「足部」の、すべてがボールジョイント接続です。
ただ「アンクルアーマー」のみ、接続部がKPSではないため、摩耗が心配されます。
膝には関節があります。
肘関節が無く、膝関節がある、一般的なBB戦士とは逆の構造です。
■アップを数枚
以上、SD三国創傑伝「司馬懿デスティニーガンダム」のレビューでした。
■まとめ
- 劉備、関羽らと同じ共通フレームが採用されています。
- 干渉で頭部が回らないため、ほとんど視線を動かすことができません。
- 異形の巨腕に翼にマント、悪役要素満載です。
- 組み立てに工具は必要ありません。(タッチゲート仕様)
- シールは非常にやぶれやすいので注意しましょう!