1週間で100万人以上が自宅療養/待機、新たな困りごとに中小企業が応えるチャンスだ
新型コロナウィルス感染症、特にオミクロン株の感染拡大の勢いがどんどん加速していますね。愛知県内でも、1月20日の一日間で3000人超が感染したとか。 全国では46,000人を超える感染者がたった1日で確認されたとのこと。
国立感染症研究所などのの分析では感染者一人当たり、平均5名程度の濃厚接触者がいるとのことです。
すなわち本日から10日間自宅待機、療養(自宅ホテル病院で)する人が合わせると約28万人いると言うことですよね。 そしてこの状況はしばらく続くでしょうから、この1週間で新たに100万人以上が自宅療養・待機になるわけです。そして、当面この状況が続くことは間違いなさそうそうです。
さらに日本経済新聞では、月内に180万人を超えるという推計を報じています。
これは、働く人の確保と言う観点でももちろん大きな影響があります。同時に、在宅となる人々の生活や学びをいかに支えていくかと言うことも喫緊の課題となっています。
愛知県では、1日約3000人の感染者と言う事は、1日あたり1.5万人の濃厚接触者が生まれているということ。つまり1週間で10万人が感染ないしは濃厚接触者になり、その大半は自宅での待機ないしは療養となるわけです。結構なボリュームじゃありませんか?
岡崎市では、今日・1日で137名の感染者。つまり、700名弱の濃厚接触者がいると言うこと。つまりは、人口37万人強の岡崎市で、1週間で5000人を超える自宅療養・待機者がでると言うことですよね。
また、多くの場合は無症状・軽症で急激に感染者が増えるオミクロン株。自宅療養・待機が急増する中で「外出できない10日間の困りごと」がたくさんあるはず。こうしたときにこそ、地域の中小企業やお店が一肌脱ぎ、困りごとに応えるときではないでしょうか。
中小企業の一番の強みは小回りとスピード。
そこでここに地域の中小事業者がニーズに応え、商品やサービスを迅速に提供するべきときと考えてもいいかもしれません。食品などの宅配はもちろん、外に買い物に行けないから持ってきてもらいたいですよね。
中規模以上の都市では、出前館やウーバーイーツといった宅配サービスが拡充されていますが、小規模都市ではまだまだです。
そして、自宅の中で療養するので、他の家族にうつらないようにアルコールや除菌シート、使い捨て食器を準備したり、あるいはビニールカーテンなのでうまく仕切りたいなんてニーズもあるでしょう。しかし、突然のことに、準備も難しいでしょうし思いも及ばないかもしれない。
そこで、消毒用アルコールやシート、使い捨て食器などをセットにしたキットなどを販売提供してはいかがでしょうか。
濃厚接触で、しかし何ら発症していない陰性状態の人であれば、外に出られない時間をどう楽しく過ごすのか。10日間ものあいだです。お取り寄せや、自宅でできる遊び、運動不足に応えるエクササイズ。さらにスキルアップや学びの機会、そしておやつや嗜好品などももとめられるかもしれません。
コロナの2年間、感染状態や、市場環境、さらには行政による制限や政策などによってビジネスを取り巻く環境はとにかく変わり続けています。そのような中で、変化は見方を変えれば新たなチャンス。変化によって生まれるニーズや困りごと、そこにいかに機敏に反応し、求められサービスや商品を提供していけるかと言うことが重要になるように思います。
知恵と工夫でチャンスと捉える視点。
そして第六波の多くの困難を一緒に乗り越えていければ、と思います。