【海老名市】非常時に役立つパッククッキングや簡易トイレ。知っておくだけでも安心。
災害時は水やガス、電気などのライフラインがストップすることが多いことから、防災グッズや備えが必要になってきますね。
市内で活動されている海老名災害ボランティアネットワークの方に、非常時に役立つポリ袋で簡単に作れるパッククッキングとダンボールで作る簡易トイレを教えて頂いたのでご紹介します。
とっても簡単『パッククッキング』
パッククッキングとは、耐熱性のポリ袋に食材を入れて、袋のまま湯せんしてできる調理方法。ポリ袋は100均でも手に入ります。
鍋にお湯を沸かせる状態であれば、自宅にある食材をそのまま使えて、湯せんした後の水も汚れない為そのまま使えます。しかも一度にたくさんの調理ができるので時短にもなり簡単に作れるというメリットがあります。
■パッククッキングに必要なもの
- カセットコンロ
- ガスボンベ
- 鍋
- 金ザル又はお皿(袋が破けない様に鍋の中におく)
- 高密度ポリ袋(ポリエチレン製で半透明の物)
- 水
■手順
- ポリ袋に具材と調味料を入れてよくなじませる。
- 袋の空気を少し抜いて袋をねじって上の位置で結ぶ。(枚数に余裕がある場合な二重にする。)
- 鍋に金ザル又はお皿を敷いてお湯を沸かす。
ごはんの作り方
材料(1人分)
- 米 40グラム(1/4カップ)
- 水 70ml
①ポリ袋に米と水を入れたら空気を抜いて袋を結び、20分〜30分浸す。
②沸騰させて鍋の中に①を入れて20分加熱し、10分放置したら完成。
調理によって加熱時間は異なりますが、同じ手順でおかずもポリ袋で作れます。
災害ボランティアネットワークの方が準備してくださったパッククッキングの数々。
ナスのおひたしやコーンとわかめのサラダ、玉ねぎの卵とじなど、たくさんの種類を試食させていただきました。色々な方法を知っておくだけでも安心ですね。
材料を切る時にまな板が無い場合は、牛乳パックを開いて使うとまな板代わりにもなります。
ラップやポリ手袋などもとても役立つので準備しおくと良いです。
ダンボールで作る『災害時のトイレ』
続いて、災害時のトイレ問題。色々な便利な物もお店で手に入りますが、どうしても購入できなかった場合、その他断水などで避難所のトイレが使用できなくなったり、仮設トイレが設置されるまでの期間、簡易トイレの作り方を知っておくと安心です。
■必要なもの
- ダンボール中3箱又は大2箱
- 大きめのゴミ袋
- 粘着テープ
- カッター
- 新聞紙
座りやすく高さを出すためにダンボール2箱を重ねて2段にして作ります。
下の段は凹まない様に中を二重にします。この補強ダンボールが座った時に大事になるそうです。
上段は箱の上部を写真の様に丸くカットし、中にゴミ袋を被せ新聞紙をちぎって入れて完成。
中に入れる吸収剤は、紙おむつやペット用のトイレシートや猫砂なども活用できます。
防災の備え、いくつ知っておいても役に立つかもしれません。