高校生の創造力が爆発!夢が詰まったファッションショー!手芸の祭典ホビーショー2024レポート(3)
毎年4月に東京のビッグサイトで、ホビーショーというアジア最大のハンドメイドイベントが開催されています。
前回はbrother、ハッピーミシン(シンガー)の区画を紹介しました。
今回はファッションショーの模様を一部紹介いたします。
もくもくと個人で手作りしていると、こういう華やかなファッションショーを見る機会はありませんよね。
でも手作りしている人って他の人の作った作品見るの好きですよね!
出来れば裏側の縫い代まで見たい!そんな方も多いと思います。
私だったら同じ素材でこういうのを作りたいな。
そんな刺激がもらえて楽しいですよ。
私が見に行ったときはReclothes Cup ファッションショーが行われていました。
公式の動画をみると顔を隠されている方もいらっしゃったので、基本お顔が写らないように配慮した写真で紹介させていただきますね♪
ただ服を作るだけでなく、細かい生地をつなげたり、中に綿などを詰めて膨らませたり持ちうる技術を使ったハレの日の衣装をたくさん見ることが出来ましたよ!
洋服を作るにもギャザーを寄せるにしても、生地が長くなればなるほど糸が途中で切れたり、均等に寄せたりするのが大変になります。
金襴などは切った端からほつれてくるので、日をまたぐとボロボロになるんです。だから、すぐにほつれ止めをしないといけないなど、生地によっても特殊な扱いが必要な素材もあるんですよ。
普段皆さん当たり前のようにボタンのついた服を着ていると思いますが、このボタンの穴をキレイにそろえて開けるのも技術がいるんです。
市販の大量生産の服のボタンはセットしたら自動で全部のボタンホールを縫ってくれるものもありますが、一点物の場合そういうわけにはいきません。
しかもボタンホールは細かい縫い目で縫うので失敗したら布のダメージがはかりしれません。
ズレないようゆがまないよう、生地の重みで引っ張られないよう細心の注意が必要なんです。
こういう透明な生地は滑りにくかったり、固定の為の待ち針を刺すと跡が残ってしまったりするので使えなかったりします。
だから縫い方は同じでも使う素材によって難易度が全く違うんです。
摩擦の高いビニール生地に至っては、吸い付いたようにミシンにくっついて動かなくなったりするので、シリコンを塗って滑りを良くしたりします。
つまり知識と技術があって初めて縫えるという生地もあるんですね。
こういう細かい縫い合わせは2枚を縫い合わせるので2mm縫いズレるだけで倍の4mmも大きさが変わってくるんです。
そのため縫い代を正確に縫う技術がいるんですね。
見ているだけだと、わ~細かい柄だ~と思うだけかもしれませんが、まっすぐ縫うだけでも人によって仕上がりが変わってくるんです。
※動画からの切り抜きではなく、当日会場で撮影したものです。
ホビーショー公式動画
こちらで公式の動画が公開されていました。
東京都立農業高等学校服飾科「On the Palette」ファッションショー
栃木県立石橋高等学校 手芸部 Nouvelle Vague〜新しい波〜
Reclothes Cup ファッションショー
普段着ているようなシンプルなお洋服ではなく
華やかで目を引くセンスと技術を詰め込んだ素敵な作品たちを
写真やディスプレイ越しではなく直接見ることが出来る、貴重な機会です。
来年の4月あなたもホビーショーに出かけてみませんか?
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ホビーショーは1日で回り切れないくらいたくさんの出店がありましたので、少しづつ紹介していきますね!
ホビーショーの取材は事務局に申請した上で行っております。