【鹿児島市】近代警察制度を日本で初めて構築した方の銅像が、鹿児島県警察本部の敷地内にあります。
鹿児島市鴨池にある「鹿児島県警察本部」。
県警本部前交差点のすぐ近くに、川路利良の像があるのをご存知でしょうか。
日本の初代大警視(警視総監)を務め、欧米の近代警察制度を日本で初めて構築した方が、「川路利良」です。
1999年で没後120年に当たり、ここに建立されました。
【川路利良氏とは】
1834年に鹿児島市皆与志町で、藩士の子として生誕。
39歳の時、西郷隆盛の推薦で、ヨーロッパ各国の警察制度を調査し翌年帰国。
41歳の時、東京警視庁が設置され、初代警視総監(大警視)に任命後、警察制度や消防制度を整えていき、執務終了後ほぼ毎日、自ら東京中の警察署、派出所を巡視して回り、一日の睡眠は4時間に満たなかったそうです。
「聲無キニ聞キ 形無キニ見ル」。台座に刻まれているのは、警察官の心得として川路利良が残した言葉です。
表面的な事柄に流されず、奥に隠されたものを探し出すとの意味だそうです。
川路利良の像周辺の花壇には、たくさんの種類の花がきれいに植えてあります♪
誇りある方の銅像が、鹿児島に存在しているのは、鹿児島県民としても誇り高きものがありますね。
【川路大警視像(初代大警視川路利良像)】
〒890-0064 鹿児島県鹿児島市鴨池新町10
アクセス・鹿児島中央駅から市営バス16番線「県庁前」下車
・市電「郡元」から徒歩約15分
・鹿児島中央駅から車で約15分