【富士宮市】幻想的な蛍の光を間近で見ることができる『南沢ホタルのせせらぎ公園』
玄関にふっと舞いこんで来た小さな虫。
潰してしまわないようにと、手で優しく包み外へと放しました。よーく見ると全体に黒っぽく、前胸だけが赤い姿…これはホタルでは?!
昨日そんなことがあり、ホタルの時期を調べるとゲンジボタルは5月末日頃からヘイケホタルは6月中旬から見られるとのことでしたので、市内にあるホタルの名所、『南沢ホタルのせせらぎ公園』に行ってみる事にしました。
場所は内房黄瀬川沿いを清水側に向かって走り、山口橋を越したところ(手前でも同じ場所に出ます)を右折、旅館芝川苑さんの駐車場の看板を越して小さな橋を渡ります。
橋を越えて50mほどのところに『ホタルの里P』と言う看板が見えて来ます。
10台くらいは停められる未舗装の駐車場です。駐車場をぐるっと回ると地面に『Pニリン』と書かれたバイク用の駐車場もありました。
駐車場から道を挟んだところに簡易的なトイレとホタルについての説明看板があります。看板の下にはホタルが住みやすい里づくりのための募金箱が設置してありました。
『内房南沢ほたるの里』は2016年に第5回富士宮市景観賞優秀賞を受賞しています。
駐車場に車を停めて、矢印の示す順路に沿って進んで行きます。
民家もありますので、近隣の方の迷惑にならないように、大声での会話などは控えてくださいね。ホタルも驚いて逃げてしまうかも!
車が一台くらい通れる道を歩いていくと、約150mほどで左側に田んぼ側に降りられる坂道がありますので、こちらを下って行きます。
川のせせらぎと蛙の合唱が響くのどかな道は、さらさらと流れる小川に沿って続きます。
辺りは水の張った田んぼや畑。
今の時期、見られるのはゲンジボタルです。
光源氏の『光る』と『源氏』をかけて名付けられたのではないかというゲンジボタル。
ゲンジボタルは水がきれいな渓流や河川、水路などの流水域に生息するそうです。
ボランティアの方々(南沢ホタルのせせらぎ広場管理組合)の尽力があってこそ見られる景観とホタルに感謝して、もっともっとホタルが生息できる場所が増えて欲しいと願いました。
*ホタルの見られる時間帯は19:30~20:45ほどで21:00を過ぎるとほとんど見られなくなります。今回は場所を撮影したかったため、少し明るい時間帯に訪れました。
実際はかなり暗いので、ご注意ください。
南沢ホタルのせせらぎ公園
場所:富士宮市内房山口地内「南沢ホタルのせせらぎ公園」(旅館芝川苑さん200m先の沢)
*注意*
・ホタルは捕獲しないようにしてください。
・駐車場や見学場所には、公園役員(ボランティア)の指示に従ってください。
・足元が暗いので、ご注意ください。