【四国地方】年末寒波で山沿い中心に大雪のおそれ
28日(月)の四国地方は、朝は雨の降った所があったものの、日中は晴れ間が戻り各地で気温が平年より高くなっています。この暖かさはあす29日(火)まで続く見込みですが、あさって30日(水)からは空気が一転するでしょう。
年末寒波がやってくる
30日(水)からは冬型の気圧配置が強まり、上空1500メートル付近には平地でも大雪が降る目安となる−9度以下の強い寒気が四国地方に流れ込み、四国地方をすっぽりと覆う見通しです。
そのため、四国地方は30日(水)から31日(木)にかけて山沿いを中心に雪が降り、大雪のおそれがあります。平地でも雪の積もる所があるかもしれません。
◼雪の予想(多い所)
30日(水)午後6時から31日(木)午後6時までに予想される24時間降雪量
平地 10から20センチ
山地 20から40センチ
風も強まり荒れた天気のおそれも
さらに、強い冬型の気圧配置のため風が強まり、吹雪く所があるかもしれません。海上では波も高くなる見通しです。
◼風の予想
30日(水)に予想される最大風速(最大瞬間風速)
瀬戸内側 陸上 15〜19メートル(25〜35メートル)
瀬戸内側 海上 20から24メートル(25〜35メートル)
太平洋側 陸上 15から19メートル(25〜35メートル)
太平洋側 海上 20から24メートル(25〜35メートル)
◼波の予想
瀬戸内側 2メートル
瀬戸内側(徳島県北部)1.5メートル
太平洋側 3メートル
予想より強い寒気が流れ込んだ場合は、さらに雪の降る量が増えて、高松地方気象台からは警報級の大雪や雪を伴った暴風、高波となる可能性があると発表されています。
そのため、雪による見通しの悪化、強風、高波に注意・警戒をしてください。着雪による倒木や電線などの断線にも注意が必要です。
また、農作物やビニールハウスなど農業施設の管理に注意をしてください。雪が降るくらいですから、真冬の厳しい寒さが見込まれています。これ以上ないくらい暖かくして、体調管理にもお気をつけください。
なお、冬型の気圧配置は年が明けて1月1日(金)ごろまで続く見通しです。今後も最新の気象情報に気をつけて、よいお年をお迎えください。
【参考資料】
高松地方気象台 大雪と風雪及び高波に関する四国地方気象情報 第5号