僕のスマホが重すぎてヤバい…スマートフォンの機種別重量感
多機能性と機動力の高さから、ついつい長時間に渡り常用してしまうスマートフォン。同重量の重りを手に持ち続けているのと同じであることを考えると、本体重量は何かと気になるもの。外出時で寄りかかる場所が無く、あるいはベッドに寝転んだまま、文庫本を読むときのような姿勢が長時間続くと、その重みがじわりと肩や手に響くことはないだろうか。
インターワイヤードのDIMSDRIVEが2014年2月に発表した、スマートフォンの使用と姿勢に関する調査結果によれば、調査対象母集団のうちスマートフォン保有者の24%が「自分が使っているスマートフォンは重い」と感じていることが分かった。
「重い」「どちらでもない」「軽い」の判断は、具体的な重量によるものではない。普段持ち歩いて使用を重ねる中で(もちろん本体だけでなく、ケースやストラップなども含む)、負担となる重みを感じるか、軽さを覚えるか、そのどちらでも無くちょうど良い塩梅かについて回答してもらっている。
iPhoneでは旧世代機ほど重たいと感じる人が多く、新世代機ほど軽さを実感する人が増える傾向にある。特にiPhone5sでは4割近い人が「軽い」と答えているのが特徴的。
ちなみにiPhone5sは本体だけで112グラム、一番「重い」との回答率が高いiPhone4sは140グラム。新機種はまだストラップなどをあまりつけていないのも一因だが、数十グラムではあるものの確かに軽いことに違いはない。また機種変をした人も多いことから、以前の機種と比べて軽くなったことで、絶対的な重量の点でも軽いとの印象を強く抱いている面もある。
Android系端末は同一企業内ですら機種が多種多様で重量も異なるため、単純比較にあまり意味はないが、あえていえば全体的にiPhoneよりはやや重みを感じている人が多い雰囲気。
負担を感じる重量の端末を長時間使用し続けると、当然身体、特に肩や手首、腕などに余計な負担がかかり、疲れや痛みを覚えることになる。無理な重量のハンドウエイトやダンベルを持ち続けるのと同じと考えれば理解はし易い。
次のグラフはスマートフォンを使うことによる、自分の身体に感じる変調を示したもの。重量のみを原因とするものでは無いが、例えば「肩こり」などのように重量が多分に影響しているものと思われる項目もいくつか確認できる。
便宜性から長きに渡り、高い頻度で使うことになるスマートフォン。機能やファッション性はもちろんだが、重量についても機種選択時には検討すべきである。
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