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【八潮市】新しい年の幸せを祈って!!縁起物の練りきりや花びら餅などの日本の美しい伝統和菓子で祝う。

yuko.N地域情報発信ライター(八潮市)
菓子道楽杵屋さんにて撮影させていただきました。松竹梅、鶴、水仙、寒つばき

「お正月」は初詣やおせち料理などを通じて、いつもより日本の文化に触れ、日本の文化を感じる時期。八潮市を代表する和菓子店「菓子道楽杵屋」さんの新年にふさわしい和菓子をご紹介します。

新しい年が幸多くありますように!!
健康で穏やかな年になりますように!!
新しいチャレンジの成果が出ますように!!

たいせつな人や自身の幸せを新たな年に願う「お正月」は、日本に暮らす私たちにとって特別な時間です。そんな新年を、伝統的な「練りきり」や「花びら餅」そして和菓子屋さんで搗いたお餅などと共に迎えませんか!!

菓子道楽杵屋さんの練りきり。お店にて撮影させていただきました。
菓子道楽杵屋さんの練りきり。お店にて撮影させていただきました。

いずれも日本の伝統文化に深く根付いており、お正月の和菓子に使用される理由も、その象徴的な意味合いや美しさに由来しています。

  • 松竹梅:縁起物として広く知られています。松は長寿と不老不死を象徴し、竹は強さと成長、梅は厳冬を耐え抜く力と春の訪れを象徴します。これらの意味合いから、松竹梅はお正月の和菓子に使われ、新年の幸福や繁栄を祈るためのシンボルとなっています。
  • :長寿と幸福の象徴。日本では鶴は千年生きると言われ、優雅な美しさからお正月の和菓子によく用いられます。新年の健康と幸せを願う意味が込められています
  • 水仙:冬から早春にかけて咲く花で、新年の始まりを告げる花とされています。凛とした美しさと香りから、和菓子にも取り入れられ、新年の清々しさや希望を表現しています。
  • 紅梅・白梅:紅白という色の組み合わせが祝い事に適していることから、新年の象徴として使われます。梅の花自体も寒さに耐えて咲くことから、希望と再生のシンボルです。
  • 寒椿:冬の寒さの中で美しく咲く花で、その耐寒性と鮮やかな色合いから、お正月の和菓子にふさわしいとされています。新年の始まりにふさわしい希望や新たなスタートを象徴しています。
作りたての「花びら餅」です。
作りたての「花びら餅」です。

お正月の縁起菓子「花びら餅」は年末から年明け上旬くらいまでの期間限定の和菓子です。「なぜ2種類のお餅?なぜ味噌餡にごぼう?」花びら餅は、見た目はシンプルですが材料と味わいが特徴的です。2種類のお餅は丸く平らな白い求肥。その中央に紅色の菱餅が重ねてあります。白餡に白味噌を加えた味噌餡、さらには甘露煮にしたごぼうをのせて半分に折りたたんで作られています。由来は宮中で三が日に「食べられている「菱葩(ひしはなびら)」。その形状は花びら餅と同様ですが甘くない餅、味噌餡ではなく白みそ、大きさは横幅は約15cmほどと大きめ。また、白い丸餅は、縁起の良い梅の花びらを模していたといわれています。明治時代に川端道喜により茶席に合う和菓子として「花びら餅」になったようです。

直焚きの花豆です。
直焚きの花豆です。

標高が高いほど大粒になるという花豆。お正月・おせち料理というと黒豆ですが、杵屋さんでは、お正月用として花豆がよく売れると言います。お店で炊き上げた雑味の無いすっきりとした優しい甘さ、存在感たっぷりの大きさが魅力です。

夕方お店にうかがうと、つぶあん・栗きんとん・花豆・黒豆も並んでいました。

店頭に並べられたお餅
店頭に並べられたお餅

魚沼産こがね餅を使用したのし餅です。豆餅も気になります。杵屋さんではお正月用に、「のし餅・鏡餅・栗きんとん・黒豆」などを全て手作りでご用意されます。もち米を吟味し手作りしたお餅は、やはり美味しいです。

いちご大福がたくさん並んでいました。
いちご大福がたくさん並んでいました。

いちご大福の季節がやってきました。今年は残暑の影響でいちごの生育が遅れたために、いちご大福のスタート時期にも影響があったようです。

この日のいちごはことに
この日のいちごはことに

杵屋さんのいちご大福は、粒あんとミルク感たっぷりのレアチーズ入りのやわらかなお餅の上に存在感たっぷりの大きないちごです。いつも粒よりのいちごですが、仕入れによって大きさには多少のバラツキがあるようですが、この日のいちごは殊に大きくて甘く、大満足でした。

新商品「垳(がけ)っプチ饅頭」を発売しました。
新商品「垳(がけ)っプチ饅頭」を発売しました。

菓子道楽杵屋さんが、「垳(がけ)っプチ饅頭」を発売しました!全国で唯一とされる地名「垳(がけ)」をPRするために企画されたお饅頭です。八潮市産の白玉粉、北海道十勝産の小豆、沖縄県産の黒砂糖を使い、もちもちっとした食感と、さっぱりとしたコクのある甘さの美味しいお饅頭。「垳っプチ」という名前は地名の存続が崖っぷちにあるというメッセージ!八潮市に残る大切な地名存続への願いが込められています。

年末の夕方のとてもお忙しい中、娘さんも一緒に撮影に応じて下さいました。優しいご主人も、これまで以上の素敵な笑顔!!お二人とも、ありがとうございました!!

菓子道楽杵屋さんの和菓子を「春夏秋冬」味わわせていただきました。伝統的な和菓子には季節の豊かさがあります。あわただしい日常の中で忘れていた日本の美しい四季を味わい、しばしの安らぎをおぼえました。昭和47年、八潮市が誕生した年の春に開業されて52年、守り続けておられる老舗和菓子店です。

有限会社 菓子道楽 杵屋(かしどうらくきねや)

住所:埼玉県八潮市八潮6丁目4番地10

TEL:048-996-5498

営業時間:8:30~19:00

定休日:不定休

インスタグラム:kashidouraku_kineya

駐車場:お店の前に3台程度

東武バス・綾61(八潮駅北口−綾瀬駅)
八潮駅北口~乗車6分・6駅~円照寺で下車・徒歩2分

地域情報発信ライター(八潮市)

八潮に住み始めて2年が過ぎました。この町にも少しずつ繋がりが出来て、少しはこの町に受け入れていただけたのかな~。もっともっと好きになりたいから、これからもゆっくりと歩いていきます。

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