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【八潮市】この時期だから防災!クリスマスにお正月。ホリデーシーズンを安心して楽しむために考えること。

yuko.N地域情報発信ライター(八潮市)
能登でボランティア活動をされた方よりご提供頂きました。道路の真ん中に人孔が浮上。

「できる時に できる所で できる事を」この写真の方はボランティアとして、とても大きな活動をされている方です。そんな方のTシャツの言葉が心に響きました。

もうすぐ1年。2024年1月1日、新しい年の始まりという特別な日に発生した能登半島地震の報道は、お正月気分の日本列島に大きな衝撃を与えました。
クリスマス・お正月、そんなホリデーシーズン!楽しい予定を計画されている方々も多いと思います。楽しい時間を安心して過ごすために、今、少しだけ防災を考えてみませんか!!
防災の基本は「今出来ることをはじめよう!!」防災について考えるきっかけにしていただければと思います。

能登でボランティア活動をされた方よりご提供頂きました。
能登でボランティア活動をされた方よりご提供頂きました。

能登半島地震地震では、地震そのものによる被害・津波による浸水、激しい揺れにより、住宅やライフラインの甚大な被害。また能登半島地震ではこれまでにあまり耳にしなかったニュースに驚きました。海岸の隆起や、液状化現象が主な原因とされる人孔浮上です。私たちの住む八潮市は、海抜の低い川に抱かれた地域であり、液状化リスクの高い地域のようです。漠然と恐がるのではなく、私達の八潮市を知ることが大切なのだと思います。

*知って備えよう!*

八潮市の防災マップとマンションで行った防災講座のチラシ、防災倉庫の備品(参考)
八潮市の防災マップとマンションで行った防災講座のチラシ、防災倉庫の備品(参考)

住んでいる地域の特徴を知ることは備えにもつながります。ハザードマップは全戸に配布されているようですが、八潮市危機管理課やアネックスで頂くことも出来ます。

防災アプリの活用(Yahoo!防災速報NHKニュース・防災アプリ)をご存じでしょうか?(八潮市ホームページ内

八潮市では、令和元年にヤフー株式会社と締結した協定に基づいて、「Yahoo!防災速報」アプリを活用し、「八潮市からの緊急情報」を配信しています。また、災害発生時や災害が発生するおそれのある場合に、緊急情報などプッシュ通知で配信されます。

<アプリの特徴>

災害が起こる前に、地震・豪雨・津波などの情報を通知します。

自宅・実家・勤務先など、国内最大3地点と位置情報により現在地へ通知します。

自治体が発表する防災情報が直接届きます。

また「NHKニュース・防災アプリ」はNHK公式アプリです。
NHKの取材した最新ニュース、地域ごとの天気予報や警報・注意報、災害情報、避難情報などを取得することができます。なお、緊急度の高い情報や速報はプッシュ通知で配信されます。


八潮市に移り住んで間もないころ、朝起きてマンション脇の道路を見ると、冠水して川のようになっていました。後日町会の役員になるようにとの事。それならばと出前講座の講師をお願いして水害と地震の2度の防災講座を行いました。
「八潮の水害を考えよう」の講座では、講師の先生も葛西用水沿いに住まわれている方で、居住地域に合わせたお話を伺いました。このマンションの場合、1階の住民の安全と1階にある防災倉庫の水没の可能性! 課題が見つかりましたが、なんとなく怖い状況から、避難所と居室避難の基準が分かり、いざという時の行動を考えることが出来ました。

2024年2月4日の防災講座の様子です。講師は石原様
2024年2月4日の防災講座の様子です。講師は石原様

「地震がおきたら」の防災講座は、能登半島地震からようやく1ヶ月を経過した頃の開催でしたので、参加者の関心・意欲も強く、真剣な表情で質問もたくさん出されていました。講師の石原様の、多くの資料をご準備されてのお話は分かりやすく、時間の過ぎるのを忘れるほどでした。
※講師をお願いした石原様は今年の秋に亡くなられたとお聞きしています。生前お会いした時、この記事を楽しみにされていましたので掲載させていただきました。

2024年2月4日の防災講座の様子です。講師は石原様
2024年2月4日の防災講座の様子です。講師は石原様

八潮市にも影響が大きいと予想される、首都直下地震の説明。私たちの住まいはマンションです。建物については耐震診断の資料がないのが不安ですが、個人では何もできないのが現状です。それでも、各自が「家具の転倒防止」を行うことにより、命を守ることなどの重要性を再認識しました。また、1月の厳寒期に起きた能登半島地震の被災地で、トイレの問題が深刻なことは、考えていた以上の内容でした。

*非常用品の点検と準備*

AIによるイラストを修正して使用しています。
AIによるイラストを修正して使用しています。

非常用としてはじめに頭に浮かぶのは「飲料水、非常食、応急手当用品、懐中電灯」などでしょうか」。食料については、最近よく聞く”ローリングストック”。
普段から少し多めに食材や加工品を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足していくこと。実践されている方も多いかもしれません。
大切なのは、我が家に合った備蓄品。
赤ちゃんがいる家庭。持病のある方。アレルギーのある方の食品。
飲料水は水だけでなく、ビタミン補給に野菜ジュース、心の栄養に甘いものなど好きな飲み物。家族での話し合いが出来るといいですね!!

●埼玉県のホームページのサイト「イツモ防災」には、家庭での備えについての詳細な記述があります。また埼玉県の備蓄についても公開しています。八潮市は避難所の備蓄品については公開していません。

●内閣府 防災情報のページには、「一般向けお役立ち情報」があります。

トイレはたいせつ!

左:防災用トイレ袋+凝固剤(我が家の備蓄品)、右:組立式の段ボール製安易トイレ(結まつりにて撮影)
左:防災用トイレ袋+凝固剤(我が家の備蓄品)、右:組立式の段ボール製安易トイレ(結まつりにて撮影)

水が出なかったら水洗は使えません。でも大きな地震の後は、水が出ても流してはいけない!!ことをご存じですか?体育館で避難所生活を経験された方からの情報ですが、トイレは汚れて悲惨な状況、そこでプールの水を使って水洗に切り替えたようです。結果としては破損した下水管、下水やし尿処理施設に被害が及び、復旧が大幅に遅れたといいます。マンションやアパートなどでは、下層階への被害も甚大です。

発災直後は状況確認が出来るまで、絶対にトイレは流さない!!

が鉄則です。”空腹以上にトイレは我慢できません”。また、トイレの回数を減らすために水分を控えて体調を崩さないためにも、大切なのは事前の準備です。ホームセンターや100円ショップなどでも購入できます。先日ネットで購入した簡易トイレは使用期限が無期限になっていて、50回分でも小さな箱1つでした。
災害時の安全のための準備と共に、復旧まで健康に過ごすために「今出来ること」を考えて、一つずつ行動してみませんか!!

*雪道の立ち往生*

AIによるイラストを修正して使用しています。
AIによるイラストを修正して使用しています。

帰省や旅行を計画されている方も多いかと思います。天候はある程度予測できますから、可能なら変更・取りやめが一番です。それでも多くの方が必要があって出かけます。そんな時の対策も考えてみましょう。

<車本体の対策>給油は余裕をもって!!

  • 冬用タイヤの装着:スタッドレスタイヤやチェーン
  • バッテリーの点検:冬の寒さでバッテリーの性能が低下しやすい
  • ワイパーとウォッシャー液:凍結防止のウォッシャー液、ワイパーの状態を確認
  • 非常用キットの準備:スコップ、牽引ロープ、タイヤチェーン、ブースターケーブルなどを車に備えておくと便利です。

<人の安全への対策>簡易トイレが必要な場合も!!

  • 防寒具の準備:厚手のコート、手袋、帽子、ブランケットなど
  • 食料と水の確保:非常食や飲料水を車に備蓄し、長時間の立ち往生に備える
  • 携帯電話の充電:携帯電話はフル充電、外部バッテリーの準備
  • 緊急連絡先の確認:近くの救援サービスや家族、友人の連絡先を確認

絶対に出合いたくない災害ですが、大渋滞の時にも役立つと考えて備えてもいいかもしれません。

その他にも、ネット上にはたくさんの情報が見つかると思います。
この記事に書けることはほんのわずかな情報でしかありません。この記事をきっかけとして、”すぐに出来ること”は、ネットでの情報収集や保存期間が長い食品の購入、簡易トイレも候補に入れていただければと思います。

*災害に備える心構えを*

結まつりにて撮影しました。
結まつりにて撮影しました。

<パネルの中の言葉です。>

1番:小さい時は感謝という意味も分からないもの。でも突然、大切な人や身近な人がいなくなる日も。そんな時に感謝や絶望感を感じる。地震があった今だから感じる部分がたくさんあったことと思います。

2番:必ず覚悟を持って毎日を過ごす日が来る。それでも毎日、笑顔で楽しく過ごすことそして育ててくれたこと、出たえた人、教えてくれた人、生きていることに感謝。

可能なら!! 我が家にとって必要な備えを考えましょう。家族で話し合い、私のような1人暮らしならなおさら備えが必要かもしれません。年末の買い物に少しプラスすることからのスタートでもいいと思います。

防災の基本「今できることをはじめよう!!」

災害が起きてしまった時や、ほんとうに困った時には地域で支え合える。そんな八潮市になるといいですね!!

地域情報発信ライター(八潮市)

八潮に住み始めて2年が過ぎました。この町にも少しずつ繋がりが出来て、少しはこの町に受け入れていただけたのかな~。もっともっと好きになりたいから、これからもゆっくりと歩いていきます。

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