「この表示のスイカは選ばないで!」八百屋からのお知らせ!そのワケとは
こんにちは、八百屋歴10年の青髪のテツです。
夏になり厳しい暑さが続いていますね。この時期は、夏の果物が旬を迎えて美味しくなってくる時期です。メロン、スイカ、ブドウなど、みなさんはこの時期どの果物をよく食べますか?
この時期、大人気の果物といえば「スイカ」や「メロン」です。特にスイカは暑くなってくると食べたくなってくる果物の代表と言っても良いですよね。
これらの果物は最近糖度が記載されているお店が多いです。といっても、売り場を見て相対的に糖度の高いものを選んでいる方が多く、どの数字からが甘いのかわかっている方は少ないのではないでしょうか。
買って食べて「あんまり甘くないね」となると次また買いたくなくなってしまいますよね。
そこで今回は「スイカやメロンが甘い!と感じられる糖度の基準」を紹介します。
スイカの糖度基準
スイカの糖度は以下のような基準で選ぶと良いでしょう。
9度以下...糖度不足
10度...さっぱりとした甘み
11度...甘い
12度...強い甘み
13度...最高に甘い
お店や会社によって基準が異なるかもしれませんが、基本的に糖度が9度以下のスイカは廃棄されます。
実際に私が9度以下のスイカを何度か試食してみましたが、スイカ風味の水を飲んでいるような感じで全く美味しくないので、万が一そのようなスイカが販売されていた場合は避けた方が良いです。
10度のスイカも「甘いスイカが食べたい!」と思っている方にとっては物足りないと感じる方が多いと思います。そんな方へのおすすめは糖度11度以上のスイカです。糖度11度のスイカはそこまで珍しくないですし、このラインを超えると満足いく方が多くなってきます。
逆に12度以上を探してしまうと、見つけ出すのが困難になってくる場合があります。なので、糖度12度以上のスイカが売り場に置いてあった時は、心の中でガッツポーズをして買い物カゴに入れてくださいね笑
メロンの糖度基準
実はスイカとメロンでは同じ糖度でも味の感じ方が異なります。
スイカの場合は糖度11度以上が甘いと表現しましたが、糖度11度のメロンは甘さが足りず、物足りないと感じる方が多いでしょう。
メロンの糖度は以下のような基準で選ぶと良いでしょう。
12度以下...糖度不足
13度...さっぱりとした甘み
14度...甘い
15度...強い甘み
16度以上...最高に甘い
ただ、メロンの場合赤肉種、白肉種、緑肉種とありそれによっても差が出るので、スイカほど明確な基準は作りにくいんです。
糖度はメロン選びの一つの基準として捉えて頂けたらと思います。
その他野菜の糖度について(おまけ)
実は果物以上に糖度の高い野菜がいくつかあるので、紹介します。
・トマト...5度
・ピーマン....5度
・キャベツ...7度
・フルーツトマト...10度
・ほうれん草...10度
・ごぼう...19度
・さつまいも...30度
・にんにく...40度
栽培方法や品種によって全然変わってくるので、あくまで参考程度にしていただきたいですが、フルーツトマトや、スイカの糖度が10度くらいなのに対して、にんにくの糖度が40度あるのは意外だったのではないでしょうか。
糖度基準についてまとめ
今回は「スイカやメロンが甘い!と感じられる糖度の基準」を紹介しました。
ぜひこの記事を参考にして、今が旬のスイカやメロンをたくさん食べていただけると嬉しいです。
他にも「新鮮で美味しいシャインマスカットの選び方」や「とうもろこしを最も簡単に調理することができる方法」という記事も書いているので、気になる方は読んでみてくださいね。