【2022年版】除湿機の選び方とおすすめの機種
梅雨の時期は雨が続いて湿気もすごいので、憂鬱な気分になってしまいます。
雨が降ると外の湿度が上がるのはもちろんですが、意外と部屋の中の湿度の上がってしまいます。空気を入れ替えようにも、外は雨で余計に湿度が上がってしまいます。そんな時に役立つのが除湿機です。今回は除湿機の選び方についてご紹介していきます。
除湿機とは
除湿機は部屋の湿度を下げてくれるものです。基本的には部屋の空気を取り込み、除湿機本体内で空気を除湿して排気します。除湿方法は主に2種類あって、機種によって異なります。
除湿機の種類
コンプレッサー式
コンプレッサー式は湿った空気を冷やすことで除湿をする機種です。ヒーターを使用しないため、電気代が抑えられますが、冷却機と外気温の温度差が小さい冬には除湿の能力が下がります。
デシカント式
デシカント式はヒーターを利用して乾燥剤(デシカント)を温めることで除湿をします。ヒーターを使うので電気代が高くなりますが、室温が下がっても除湿能力が落ちにくいので、寒い冬でもしっかり除湿ができます。
ハイブリッド式
ハイブリッド式は文字通り、上記の2つの除湿方式の両方を搭載しているモデルです。コンプレッサー式の弱点である冬場の除湿をデシカント式で行い、夏場は除湿能力の高いコンプレッサー式を利用して1年中しっかり除湿します。
除湿機の選び方
除湿方式
まず除湿機を選ぶ際は、上記の除湿方式の違いで選ぶのがおすすめです。目安は1年中使うのかどうかです。純粋なおすすめは除湿能力の高いコンプレッサー式です。しかし、1年中使いたい場合は冬場の除湿能力が落ちてしまうので、デシカント式かハイブリッド式がおすすめになります。デシカント式はヒーターを使用するため電気代が上がり、年中使用するとランニングコストが余分にかかってしまいます。
年中使うならハイブリッド式、夏場だけならコンプレッサー式がおすすめです。
タンク容量
本体の大きさによって、タンク容量が変わります。タンクは大きければ排水の手間は減りますが、重量は重くなってしまいます。
モードの種類
多くの除湿機には除湿モード以外にさまざまな運転モードが搭載されています。部屋干し時の洗濯物を乾燥させる「衣類乾燥モード」や湿気がこもりやすいクローゼットを乾燥する「クローゼット乾燥」など部屋の除湿以外にも色々な用途で使うことができます。メーカーや機種によって搭載されているモードが違うので必要に応じて選ぶのがおすすめです。
付随機能
上記のいろいろな乾燥モード以外にも特有の機能がついている機種もあります。「内部乾燥」は除湿機内部に残った水分を原因とするカビの発生を抑制するために、本体内部を乾燥してくれる機能です。除湿機は空気を吸い込んで吐き出す機械なので中にカビ菌が発生してしまうと、空気中に撒き散らすことになります。それを防ぐためにも、内部乾燥は付いていると嬉しい機能です。マイナスイオンを搭載している機種もあります。マイナスイオンはカビを抑制する効果や、臭いを抑制する効果があります。除湿機内部はもちろん、部屋干し臭や部屋の中のカビなどの抑制に効果があります。衣類乾燥にも使いたい場合は、この機能がついてるほうがおすすめです。SHARPの機種には「連続排水」が可能な機種もあります。タンクに水を溜めずに、除湿機本体からドレンホースを使って排水してくれます。排水先がないと使えないので置く場所を選びますが、場所さえ取れればタンクの水を捨てる手間がなくなります。付けっぱなしでずっと除湿ができるので、湿度がどうしても高くなってしまう場所にはおすすめです。
おすすめの機種
CORONA コンプレッサー式除湿機 CD-S6321
手軽に使えるシンプルなモデルです。衣類乾燥モードや内部乾燥モードを搭載していながら、価格は2万円前後とコンプレッサー式ではかなり手頃なモデルになっています。梅雨の時期に部屋干しの際に使う方にはぴったりです。
Panasonic ハイブリッド式衣類乾燥除湿機 F-YHUX120
梅雨の時期も冬場もしっかり除湿できるハイブリッド式。最大除湿能力は12.5L/日(60hz時)と業界でもトップクラスの除湿性能を誇ります。マイナスイオン「ナノイー」で衣類の除菌もしてくれるので、部屋干しのニオイ対策にも効果を発揮します。
Panasonic ハイブリッド式衣類乾燥除湿機 F-YHUX90
コンパクト設計の省スペースモデル。本体の高さを抑えた事により、洗濯物の真下から風を当ててしっかり乾かしてくれます。除湿方式はハイブリッド式なので、1年中部屋干ししか出来ない方や、外に洗濯物を干したくない女性の一人暮らしなんかにはおすすめの機種です。
SHARP ハイブリッド式衣類乾燥除湿機 CV-NH140
2021年初登場のハイブリッド式モデル。パナソニック以外でハイブリッド式の除湿機はこれまでありませんでしたが、シャープから発売しました。除湿能力は14L/日(60Hz時)と高く、素早く衣類乾燥ができます。プラズマクラスター搭載で部屋干しのニオイを消臭する効果もあります。また、24時間連続排水に対応しているので、本体にホースをつなげる事でタンクの排水の手間なく長時間運転できます。
というわけで今回は、除湿機の選び方とおすすめの機種を紹介しました!
※今回紹介した機種は2021年の機種なので生産が終了している商品も多くあります。今が底値なので見つけた際は購入することをおすすめします!