福島市「まちなか盛り上げ隊」の「クリスマスプレゼントを贈ろう!」に密着
福島市本町の「まちなか夢工房」で「クリスマスプレゼントを贈ろう!」というイベントが開催されると聞き、密着しました。どんな人が企画運営して、どんな内容のイベントなんでしょう?
主催したのは福島学院大学福祉学部3年生の菅原あかりさんをリーダーとした「まちなか盛り上げ隊」の4人。「せっかく福島市中心部に大学があるので何かできないか」と考えていたところ、「街を盛り上げたい」と考えている「まちなか夢工房」さんと意気投合し活動を始めました。
12月17日(日)に行われた「クリスマスプレゼントを贈ろう!」に参加したのはリーダーの菅原あかりさん(3年)、齋藤光流さん(2年)、佐藤翔麻さん(2年)、菊池祥一郎さん(1年)の4人と、福島市内の2年生から6年生の小学生5人、まちなか夢工房の職員2人。ピザを焼いたりクリスマス飾りを作ったり、「子どもたちの“できた!”という気持ちを大事にしながら、自分たちも楽しみたい(リーダーの菅原さん)」というイベントが始まりました。
まずはピザづくり。職人の伊藤椋太さんに手本を見せてもらいながら、自分でピザ生地をのばしてソースを塗り、ベーコンやコーンなど、思い思いに好きな具材をトッピングしました。
ピザを焼いている間にチョコレートのパン「チョコチェアー」作り。
まちなか夢工房の看板商品のひとつ「エンペラーミルク」というパンにホイップクリームを挟んでチョコレートでコーティング、ホワイトチョコとパウダーシュガーで雪化粧をしたら、ヒイラギのオーナメントで飾ってクリスマスらしいパンが仕上がりました。
次に作るのは、松ぼっくりを使ったクリスマスツリーとコルクを使ったミニフラワーアレンジ。松ぼっくりをビーズで飾ったり、コルクにアートフラワーをさしたり、それぞれの思いを込めた素敵な作品が完成しました。
今日のイベントのコンセプトのひとつは「家族への感謝の気持ちを伝える」。出来上がった作品や、ピザ、「チョコチェアー」はプレゼントにするので、袋詰めも自分たちでやりました。
小学生に「誰にプレゼントする?」と聞いてみたところ、一番多かったのは「自分とお父さんお母さん」という意見。一生懸命作ったピザやパン、みんなで分け合うという気持ちに職員さんたちもほっこりしていました。
主催した「まちなか盛り上げ隊」のメンバーにお話を聞いてみました。
光流さん:初めてピザを作って楽しかったです。ピザが焼きあがったとき子どもたちがわー!って喜んでいる姿、自分からツリーを作る姿がうれしかったです。
翔麻さん:どこまで手を貸していいか考えながらやりました。とても楽しかったし、貴重な経験をさせてもらいました。
祥一郎さん:とても楽しかったです。子どもたちが自分らしく伸び伸びとできていたと思いました。「できる」という感覚を小さいときから持つことは大事だと感じました。
リーダーのあかりさん:子どもたちがとても楽しそうで、この企画をして良かったと思いました。子どもが自分で何かを作ることや、年代の近い小学生と大学生が一緒に活動することは大事だと感じます。これからも定期的にこういった活動を続けていきたいです。
サポートした職員の島田久美子さんは「事業所としては、地域にひらけた場所でありたいと思っています。同じような事業所が増えていけばいいですね。今後もこの活動をサポートしていきたいです。」と思いを教えてくれました。
「まちなか盛り上げ隊」は、今後も定期的にこのような地域とつながって街なかを盛り上げる活動をしていくそうです。思いのある大学生の活動に注目していきましょう。
<この活動についてのお問合せ>
まちなか夢工房
住所:福島県福島市本町5-31(ヨツヤビル)
電話:024-524-2230
まちなか夢工房のHP
営業時間:11:00~16:00 ※なくなり次第終了
定休日:土・日・祝