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21歳の新大砲が今月2度目の1試合2発 首位SSGが6連勝で前半戦を終了<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
決勝打となる6号2ランを放ったチョン・ウィサン(写真:SSGランダーズ)

14日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始で行われた。

首位SSGランダーズと2位のキウムヒーローズの対戦は、4-1でSSGが勝利。SSGは6連勝で貯金を31として、オールスター戦前の前半戦を終えた。

試合はSSGの先発ウィルマー・フォントが8回を投げ、キウム打線を初回のイ・ジョンフのソロアーチ1点に抑える好投。打線では6番ファーストで出場のチョン・ウィサンが、1-1の4回裏に右中間へ豪快な6号2ランを放って、勝ち越しに成功した。チョン・ウィサンは8回にも右中間に7号ソロを放ち4-1としてリードを広げた。

チョン・ウィサンはプロ3年目の21歳。6月に1軍初出場して以来、スタメン起用に応えている。1試合本塁打は7月1日のKIAタイガース戦以来2度目。ここまで28試合に出場し、打率3割4分1厘を記録している。

KBOリーグはシーズン前半戦が終了。16日にオールスター戦を行い、公式戦は来週22日(金)から再開する。

◇7月14日(木)の結果

・LG 6 - 2 KIA(チャムシル)

 勝:プルトコ

 敗:パノーン

・SSG 4 - 1 キウム(インチョン)

 勝:フォント

 敗:チョン チャンホン

・KT 1 - 0 サムスン(スウォン)

 勝:コ ヨンピョ

 敗:ブキャナン

・ロッテ 10 - 7 ハンファ(プサン)

 勝:キム ユヨン

 敗:カン ジェミン

・NC 3 - 11 トゥサン(チャンウォン)

 勝:チェ ウォンジュン

 敗:ルチンスキー

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「ブキャナン粘投もサムスン11連敗」

10連敗中のサムスンライオンズがKTウィズと対戦。サムスンの先発デービッド・ブキャナンはKT打線を7回8安打1失点に抑えるも、味方の援護がなく0-1で敗戦。サムスンは11連敗で前半戦を終えた。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

NCダイノス戦に2番センターで先発出場。1、2打席目セカンドゴロ、3打席目は高いバウンドで二遊間を抜けるヒット。センターがボールを弾く間に二塁に進み、次打者のタイムリーでホームに生還した。4打席目はショートライナー、5打席目セカンドゴロ、6打席目はショートゴロだった。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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