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日本茶好きにオススメのカフェ「日本茶カフェ 若葉」でほっこりタイムはいかが?(札幌市白石区)

吉川雅子野菜ソムリエ上級プロ&フードツーリズムマイスター(札幌市)

少し忙しい日々が続いていて、"心を亡くす=忙”状態でしたので、「日本茶カフェ 若葉」でリフレッシュ&癒されてきました!

住宅街にあるカフェ

住宅建物の1階を改装したお店。

店主のお母さまのおうちの一部を改装。白い木造の部分がカフェです
店主のお母さまのおうちの一部を改装。白い木造の部分がカフェです

日本茶をイメージしてか、表には日本庭園のような設えになっています
日本茶をイメージしてか、表には日本庭園のような設えになっています

店内に入ると、3組ほどが座れる席があり、静かに流れるBGMが心地よい。

日本茶と和紅茶が飲めます!

メニューはシンプルです。その時々に美味しい煎茶和紅茶が飲めます。

お菓子は小豆シフォンケーキ月桃和三盆糖があります。どれもお茶に合いそうですね。

和紅茶って?

煎茶はわかると思いますが、"和紅茶”はなじみのない方も多いと思います。

和紅茶とは、日本国内で栽培・加工された紅茶のことです。地紅茶や国産紅茶とも呼ばれます。

実は、国産紅茶は明治時代から行われていました。1877(明治10)年には、すでに約3トンの紅茶が輸出されていたとか。その後は、世界的な紅茶需要の高まりとともに、日本の紅茶作りはその後も発展を続けます。昭和に入ると、国内需要も伸び始めたことで勢いはさらに加速し、1955(昭和30)年には8,525トンを生産していたそうです。

しかし、1971年の紅茶輸入自由化以降、国内生産はほぼ壊滅状態にまで追い込まれてしまいますが、日本は独自の品種改良を地道に続け、1995年に「べにふうき」という日本で初めての紅茶用品種が誕生しました。

現在、和紅茶は産地ごとにさまざまな特色を備えものが登場しています。

月餅と日本茶!

ここで出されているお菓子は月餅あずきシフォンケーキ和三盆糖です。

月餅は、実は中国の菓子の一種で、月に見立てて丸く平たい形をしています。

「和菓子は日持ちのしないものが多く悩んでいたところ、ある方から月餅を教えてもらいました。日本茶に合うような生地や中のあんを考え、試行錯誤で独自の月餅を作り上げました」と、店主の石垣さん。

直径5センチほどの可愛い月餅。これは抹茶味の月餅です
直径5センチほどの可愛い月餅。これは抹茶味の月餅です

いちごあんとホワイトチョコの月餅も気になりますね。形が美しい和三盆糖、お茶も購入できます
いちごあんとホワイトチョコの月餅も気になりますね。形が美しい和三盆糖、お茶も購入できます

和紅茶も飲みたかったのですが、今回はなんだか八女茶が飲みたい気分でした! 抹茶の月餅と、友達とシェアするあずきシフォンケーキも。

あずきシフォンケーキは、道産小麦の記事に粒あんを練り込み、金時豆やうぐいす豆、白花豆を入れて焼いています
あずきシフォンケーキは、道産小麦の記事に粒あんを練り込み、金時豆やうぐいす豆、白花豆を入れて焼いています

苦みの中に甘みもある八女茶はとても美味しく、ちょっと渋みのある抹茶の月餅ともよく合います。

お上品にちょっとずつ食べ、飲み、ゆっくりとした時間を過ごすことができました。

次回の組み合わせはもう決めています。いちご月餅と、その日にある和紅茶にしたいです!

<日本茶カフェ 若葉>

*住所:北海道札幌市白石区栄通12-5-15

*営業時間:10:00~17:00

*定休日:月曜、火曜、水曜日

*公式フェイスブックはこちら

野菜ソムリエ上級プロ&フードツーリズムマイスター(札幌市)

札幌市在住。「野菜ソムリエ上級プロ」。ほかにも生産者のブランディングをする「青果物ブランディングマイスター」、地域の食をツーリズムに生かす「フードツーリズムマイスター」などの資格を有する。「簡単におうちで野菜たっぷりな料理をしよう!」をモットーに料理教室やワークショップなど食に関する話題提供や、野菜や果物を使った商品開発やメニュー開発、アグリツーリズム企画なども行っている。また、原田知世・大泉洋主演の映画『しあわせのパン』では、フードスタイリストとして映画作りに参加。著書:『北海道チーズ工房めぐり』『野菜ソムリエがおすすめする野菜のおいしいお店』など。

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