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ハフィントン・ポストのマグレブ版がスタート

小林恭子ジャーナリスト
ハフィントン・ポストのマグレブ版サイト

先月始まったばかりの日本版に続き、米ハフィントン・ポストが今週、新たな海外版をスタートさせた。今度は、チュニジア、モロッコ、アルジェリアなどの北西アフリカ諸国=「マグレブ」地域=に向けた、フランス語版だ。

ハフィントン・ポストン創業者アリアーナ・ハフィントン氏のブログによると、 マグレブ向けのサイトのオープンは、この地域が「社会的、政治的、経済的に大きな変革を遂げている時」にあたる。「世界の視線はマグレブとこの地域に住む人々に注がれている」。

新サイトはマグレブの民主主義の成長に一定の役割を果たすことも目指しているようだ。

サイトはフランス語だが、内容を英語、スペイン語、イタリア語、日本語、ドイツ語に翻訳することで、マグレブの声が世界に伝わってゆくようにしたいという。

6人から8人の編集スタッフをチュニジア、モロッコ、アルジェリアにそれぞれ配置する。

ハフィントン・ポストは本国の米国以外に、英国、カナダ、フランス、スペイン、イタリア、日本でサービスを開始している。今年秋にはドイツでもスタートする予定だ。

ジャーナリスト

英国を中心に欧州各国の社会・経済・政治事情を執筆。最新刊『なぜBBCだけが伝えられるのか 民意、戦争、王室からジャニーズまで』(光文社新書)、既刊中公新書ラクレ『英国公文書の世界史 -一次資料の宝石箱』。本連載「英国メディアを読み解く」(「英国ニュースダイジェスト」)、「欧州事情」(「メディア展望」)、「最新メディア事情」(「GALAC])ほか多数。著書『フィナンシャル・タイムズの実力』(洋泉社)、『英国メディア史』(中央公論新社)、『日本人が知らないウィキリークス』(洋泉社)、共訳書『チャーチル・ファクター』(プレジデント社)。

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