晩秋に見かけた 季節外れの『春の野草』たち、冬にどうなっていくのか定点観測中!現在の様子は...。
皆様、新年明けましておめでとうございます。
本年も皆様にとって良き一年になる事、心より願っております!
さて、『一年の計は元旦にあり』という事と関係はありませんが、
晩秋に見かけた春の野草『ハコベ』『オランダミミナグサ』がこの冬にどうなるのか?を定点観測をしていますので、その現在の様子をお届けしたいと思います。
先ずは、今回対象とした、晩秋に見かけた『春野草』たち2種をご紹介しますね。
◆ハコベ◆
ハコベはナデシコ科の野草。『春の7草』にも入るので、皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?ただ、昨今では常食する事はなく、一度見つけると辺り一面に群生している事も多いので、雑草と認識されている事が多いのですが、ありがた野草なんですよね。
★毒性など★
勿論、七草がゆでも食されるので、人体に対しての有害性はないとのことですが、成分としてサポニンが含まれておりますので、猫が摂取すると軽度な胃腸障害や皮膚炎を引き起こすそう。 強い毒性ではないそうですが、食べさせないのがベターそうです。
◆オランダミミナグサ◆
一方でオランダミミナグサも、同じくナデシコ科の植物。今まで不可食と思っていましたが、有毒植物ではないため食べることができ、天ぷらやお浸しなどが良いとのこと。しかし、青臭さがありあまり好んで食べる人は多くはいないとのことで、この春、旬な時期にその青臭さを試食確認してみようと思う野草。
それでは、この野草たちが、この冬(1月頭)にどうなっているのか....。
◆約1月ぶりに観た冬の様子は....◆
●ハコベ●
人でも寒いと身を屈める様に、ハコベも寒さに対して身を守ろうと若干、葉が縮んでいるように思えます。また茎に至っては...。
寒さにより赤く色付いており、コレは紅葉と同じ原理で寒くなるとアントシアニン優勢となってる様ですね。
●オランダミミナグサ●
一見すると葉の色はハコベ同様に深い緑に変化していますが、ハコベほど葉は縮んでいない様に思います。霜が付いてもその葉は比較的元気な様に見受けられます。
これは、ハコベに比べて葉の表面の絨毛が多い為に、直接霜と接しない事が関係しているのだと考えられます。
人間で例えると体毛のイメージですが、体毛のおかげで外からの衝撃や、外気温に耐えたりすることが出来るという事と同じなのではないかと思います。
いずれにせよ、我々からは神秘的に見えますが、春野草からすると厳しい世界の様ですね。
春までじっと耐えるのか、はたまた霜枯れするのか...。この先も定点観測を続けてみようと思いますので、また折に触れて当サイトにご訪問くださいね!