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実は珍しい!有名人夫婦のイベント出演~槙野智章・高梨臨夫妻の場合

山田美保子放送作家・コラムニスト・マーケティングアドバイザー
(写真提供:“A Christmas Special”ポップアップイベント)

 12月25日のクリスマスまで、「表参道ヒルズ」(東京・渋谷区)本館B3Fの「スペースオー」にて開催されているのが、英国発ライフスタイルブランドで、ギフトの定番でもある『ジョー マローン ロンドン』のポップアップイベント“A Christmas Special”。

 その開催を祝し、同10日に行われたプレスセッションには槙野智章・高梨臨夫妻が登壇。業界の話題をさらった。

―夫妻が注目を集めたワケ

 同14日、兵庫・神戸市で行われた引退試合には、サッカーW杯に出場した豪華メンバーらと現役時代さながらのプレーで会場を沸かせたばかりでもある槙野。そして同17日は高梨の36歳の誕生日だった。

 さかのぼること7年前。2017年の高梨の誕生日は、槙野からのプロポーズを受けた日でもあり、翌2018年2月9日に婚姻届を提出。同12月26日には『ザ・プリンスパークタワー東京』で結婚式と披露宴を催した。

 つまりこの時期は、夫妻にとって“記念日だらけ”と言っても過言ではなく、話題性という意味でも2人のキャスティングは注目を集めたのである。

(写真提供:“A Christmas Special”ポップアップイベント)
(写真提供:“A Christmas Special”ポップアップイベント)

 高梨は、会場のメインカラーであるゴールドに合わせてきたという、クリスマスらしい赤のクラシカルなロングドレスで登壇。

 そんな高梨を終始、タキシード姿で完璧にエスコートしていたのは槙野。クリスマスの名曲とフレグランスとの組み合わせが「すごく面白いなと思いました」とバンドステージが組まれたフォトブースに御満悦だった。

(写真提供:“A Christmas Special”ポップアップイベント)
(写真提供:“A Christmas Special”ポップアップイベント)

 

 現役は引退した槙野だが、「勝負の世界で生きてきたので、ゴールドは好きなんです。勝つことが好きで常に上を目指してきたので、このゴールドに包まれた空間がすごく気に入っています」とも語っていた。

 ここまででも、世の妻たちはウットリしてしまうと思うが、槙野はさらに「毎年クリスマスプレゼントとして、旅行やディナーに出かけたり、希望を聞いて全部カタチにしています」とキッパリ。

 イベントでは、「パッケージがあまりにも可愛すぎる!」と高梨を驚かせた「ジョー マローン ロンドン」の限定ギフトが槙野から手渡された。

―有名人同士の夫婦、共演は実現しづらい

 近年は、ドラマや映画での共演をきっかけにゴールインする夫婦が激増している。その理由を、タレントたちは「リスクが同じだから」と口を揃える。共に有名人ならば、互いの仕事を理解できているので、所属事務所を含めて前にも進みやすいし、もしも何かがあったとしてもトラブルになりにくいというのだ。

 人気者同士の結婚ともなれば、当然のことながらイベントやテレビCM、バラエティ番組に至るまで、夫婦での共演をオファーするクライアントやテレビ局も多くなってくる。

 だが、なかなかそれは実現しない。最大の理由は、夫と妻で所属事務所が異なることがほとんどで、それぞれの事務所には仕事を受ける良きタイミングが違うからだ。

 しかも、すでに大手のスポンサーと仕事をしていることも多く、その結果、どちらかが競合他社のCMに出演している…ということさえあるのだ。

 今回の槙野智章・高梨臨夫妻は、それらの事情を全てクリアしたことで登壇が実現。槙野がアスリートであり、文化人として「ホリプロ」に所属していることも大きなポイントだと考えられる。

 しかも、この夫婦の2ショットはレアであり、イケメンJリーガーの代表と言ってもいい槙野と、女優以外にファッションモデルの肩書をもつ高梨が、クリスマスに相応しいファッションで並んだインパクトは絶大でもあった。

 さらに、商品にちなみ“香り”についての思い出について聞かれた槙野が、「マークについた対戦相手の香りをすごく憶えている」「街ですれ違う人が似たような香りをつけていると闘争心が湧いてきますね」と“使える”コメントを残したことにも舌を巻いた。

 

 まさしく、キャスティングの勝利。他の有名人夫婦にはなかなか真似ができないポップアップイベントだった。

(写真提供:“A Christmas Special”ポップアップイベント)
(写真提供:“A Christmas Special”ポップアップイベント)

放送作家・コラムニスト・マーケティングアドバイザー

1957年、東京生まれ。初等部から16年間、青山学院に学ぶ。青山学院大学文学部日本文学科卒業後、TBSラジオ954キャスタードライバー、リポーターを経て、放送作家・コラムニストになる。日本テレビ系「踊る!さんま御殿!!」、フジテレビ系「ノンストップ!」などの構成のほか、「女性セブン」「サンデー毎日」「デイリースポーツ」「日経MJ」「sippo」「25ans」などでコラムを連載。「ドデスカ+(プラス)ドデプラ」(名古屋テレビ)などに、コメンテーターとしてレギュラー出演している。

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