腎臓が悪いときに現れる"7つ"のサイン?-腎臓の働きから分かりやすく解説!
ご覧頂きありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「腎臓が悪いときに現れる"7つ"のサイン」というテーマで解説していきます。
今回の目次
- 腎臓ってどんな臓器?
- 腎臓は誰でも悪くなりやすい?
- 腎臓が悪いときに現れる"7つ"のサイン?
- 腎臓を守る生活習慣
- 動画で解説!
【1】腎臓ってどんな臓器?
腎臓は、腰の辺りに左右1つずつある臓器です。
長さは縦約10cm、横幅約5cmほどで、ソラマメのような形をしています。
細かくみていくと、右の腎臓の方がやや低い位置にあります。
腎臓の主な働きは「尿をつくる」ことです。
他には下のような働きもあります。
- レニンを分泌して「血圧の調節」
- エリスロポエチンを分泌して「赤血球の産生を促進」
- ビタミンDの活性化
- pHの調節(酸性・アルカリ性のバランス)
【2】腎臓は誰でも悪くなりやすい?
腎臓にある毛細血管は、薄い構造にもかかわらず、比較的高い圧力で血液が流れてきます。
このように常に負担がかかっているため、誰でも加齢とともに機能が低下しやすいです。
しかし、腎臓が悪くなる原因は、もちろん「加齢だけ」ではありません。
特に「高血圧」や「高血糖」は腎臓への負担が増えるため腎機能低下に拍車がかかります。
【3】腎臓が悪いときに現れる"7つ"のサイン?
腎臓が悪くなったとしても、自覚症状が現れにくいことが多いです。
しかし、進行すると次のような症状が現れることがあります。
①尿の量の異常(頻尿)
腎臓の機能が低下すると、尿をつくるときに正常に濃縮をすることができません。
例えば、夜にトイレで頻繁に起きてしまう(夜間頻尿)ことがあります。
※腎機能が"急激に"低下した場合は、逆に尿が出なくなってしまうこともあります。
②尿の成分の異常(血尿・蛋白尿)
尿に血が混ざる「血尿」がみられることがあります。
ただし、血尿は目で見てもわからなくて(顕微鏡的血尿)、尿検査でやっとわかることもあります。
③むくみ(浮腫)
体内に必要なタンパク質が尿としてたくさん排泄された状態を「蛋白尿」といいます。
これにより血液中のタンパク質(アルブミン)が不足すると、水分バランスが乱れて、むくみが起こります。
④腎性貧血
腎臓から分泌される「エリスロポエチン」の分泌が低下すると、赤血球が減少します。
赤血球が減ると、酸素の運搬能が低下するため、貧血が起こりやすくなります。
⑤出血傾向
出血傾向は「出血をしやすい状態」で、具体的には、あざができやすい・鼻血が出やすい・歯茎から血が出るなど。
腎機能が大きく低下すると、血小板の機能が低下することで出血傾向となります。
⑥かゆみ・だるさ
腎機能が大きく低下すると、尿毒素が蓄積します。
尿毒素が蓄積することで、全身のだるさや、神経が刺激されてかゆみが生じることがあります。
例えば、足がむずむずとして落ち着かない「レストレスレッグス症候群」となることもある。
⑦心臓の調子が悪くなる
腎臓と心臓が共に影響し合います。
腎臓が悪くなると、ナトリウムの排泄が低下して、高血圧を招いてしまい、心臓への負担が増えてしまいます。
※他にも尿毒素が蓄積することで、眼・免疫系・消化器系・骨などに悪影響を及ぼすこともありますが、代表的なものはこちらの①〜⑦です。
【4】腎臓を守る生活習慣
前述したように、腎臓は加齢ととも機能が低下しやすいです。
そのなかで、腎臓への負担を減らすためには、下のようなことを意識することがおすすめです。
- 塩分を摂り過ぎない(高血圧の予防)
- よく噛んで、早食いをしない(高血糖の予防)
- 脱水に注意して、適切な水分補給を心がける
- 肥満の解消
- 脂肪を摂り過ぎない(尿路結石や脂質異常症の予防)
- 禁煙
- サプリメントの過剰使用は避ける
- 尿酸値が高くなり過ぎないようにするなど
「尿酸値が高い」というと、指の関節が痛くなる「痛風」というイメージありますが、腎臓にも悪影響を及ぶすことがあります。
【5】動画で解説
下の動画でも解説しておりますのでぜひご覧ください!
最後までご覧頂きありがとうございました。
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