プーホルスの「2打席連続ホームランで700本塁打到達」は史上初。699&700!!
9月23日、アルバート・プーホルス(セントルイス・カーディナルス)は、史上4人目の700本塁打に到達した。「2番・DH」として出場し、2打席目と3打席目に、それぞれ、699本目と700本目のホームランを打った。上の写真は、700本目の直後だ。
この日、プーホルスにホームランを打たれたロサンゼルス・ドジャースの2投手は、どちらもプーホルスとチームメイトだったことがある。アンドルー・ヒーニーは2015~21年のロサンゼルス・エンジェルス、フィル・ビッグフォードは昨シーズンのドジャースで、プーホルスとともにプレーした。
699本目と700本目を続けて打ったのは、プーホルスが初めてだ。700本目とその前後を含むマルチ本塁打も、プーホルス以外には誰も記録していない。通算714本塁打のベーブ・ルースは、669本目が1934年7月8日、700本目は7月13日(701本目は7月14日)。通算755本塁打のハンク・アーロンは、1973年7月20日と翌日(と7月31日)。通算762本塁打のバリー・ボンズは、2004年9月12日と9月17日(と9月18日)だ。3人のうち、699本目と700本目の間が最も短いアーロンも、試合をまたいでの2打席連続ではなく、四球とシングル・ヒットの2打席(1打数)を挟んでいる。
また、これまで、100本目、200本目、300本目、400本目、500本目、600本目のホームランのうち、マルチ本塁打で到達した最上のマイルストーンは、600本目だった。通算612本塁打のジム・トーメイが、2011年8月15日に599本目と600本目を記録した。こちらも2打席連続で、3打席目と4打席目にホームランを打った。プーホルスは、トーメイのこの記録――というよりはトリビア――を塗り替えたことになる。
なお、プーホルスは、499本目と500本目も、同じ試合で記録している。2014年4月22日の1打席目と3打席目だ。どちらの打席も、一塁にはマイク・トラウト(エンジェルス)がいた。