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HSP必見!職場のあの人とうまくいかない「共通点」について解説

精神科医しょう精神科医/メンタルドクター

こんにちは、精神科医しょうです。

仕事をしていると、様々な年齢層の方や、考え方、価値観などが違う方達と仕事をしなくてはなりません。

ある程度必要最低限のコミュニケーションのみで、一緒に仕事をすることもできますが、それでもやはり、ある程度のコミュニケーションは避けては通れないことが大半です。

HSPさんは、空気を読むことに長けており、人と上手くやっていこうとする方が多いかと思います。

「これを言ったら嫌われるかな?」

「これを断ったら怒るかな?」

「このやり方で他の人は困らないかな?」などなど。。

とても他人に対して気を遣うことが多いかと思います。

しかし、そこまで他人に対して気を遣ったとしても、時には人と上手くいかないことも当然出てきます。

それは、最初にお伝えした通り、様々な年齢層の方や、考え方、価値観などが違う方達と仕事をしなくてはならないからです。

なので、ある程度は仕方のないことなのですが、極力職場の人間関係は上手くやっていきたいですよね?

人間関係でストレスを感じたり、しんどい思いをしたり、困りたくないはずです。

そこで今回は、「ノイズ」という観点から、職場のあの人と上手くいかない理由を探っていきたいと思います。

職場のあの人とうまくいかない理由

では、まずは「ノイズ」という言葉が一体何なのかをお伝えしたいと思います。

「ノイズ」とは、コミュニケーションを阻むあらゆるものを言います。

一般的には、人はコミュニケーションが上手くいかない時、その理由を「性格の不一致」「考え方や価値観の相違」このように考えます。

確かにこれも1つの理由ではありますが、コミュニケーションが上手くいかない理由は、他にもあります。

そこが今回のポイントです。

では、「ノイズ」を少し深掘りしてみましょう♪

「ノイズ」は、大きく分けると3つに分類可能です。

  • *「物理的ノイズ」
  • 「心理的ノイズ」
  • 「意味的ノイズ」

3つのノイズについて

「物理的ノイズ」

物理的ノイズとは、騒音、雑音などのことです。

会社の近くを電車が通っているとか、上司とランチに出かけたものの、そのお店の近くで工事をしていて音がすごかったとか、そういったことを言います。

会話の最中に騒音や雑音があると、それだけでストレスを感じることもありますし、相手の声が聞き取れないことや、勘違いして聞き取ってしまうことすらあり得ます。

「心理的ノイズ」

メッセージの送り手や受け手の性格、先入観、偏見などによる心理的な妨害のことです。

例えば、上司が同僚のミスに対して注意しているのを見て、自分が上司と話す時、ミスをしていないのに「私も注意されるかもしれない」と思うことや、何気なく言った一言で、相手が深く傷ついたり、怒ったりすることです。

「性格の不一致」「考え方や価値観の相違」

それらは、この「心理的ノイズ」に含まれるでしょう。

「意味的ノイズ」

メッセージの送り手が意図した意味と、受け手が解読した意味との間に生じる「ズレ」のことを言います。

お互いがその意味を共通理解していないと、コミュニケーションを妨害する「ノイズ」となり得ます。

分かりやすい例で言うと、専門用語や若者言葉などです。

お互いが共通の認識、理解をしていないと、会話が成り立たなかったり、すれ違いが生じます。

これら3つを考慮すると、誰かと上手くいかない時、コミュニケーションが上手くいかない時は、自分だけがいつも悪いというわけではないということです。

「電車の音や工事現場の音がうるさい場所で話していなかったか?」

「お互いの偏見や先入観はなかったか?」

「難しい言葉を使ってしまったせいで、共通理解が得られていなかったのではないか?」

「ノイズ」はあらゆる段階で発生します。

話す場所、送り手がメッセージを発する瞬間、受け手がメッセージを受け取る瞬間など、それぞれの段階で発生し得るものです。

その1つ1つの「ノイズ」が要因となって、時に職場の人と上手くいかないわけです。

今現在、職場の人間関係にお困りの方も多いかと思いますが、「ノイズ」という観点で少し振り返ってみてください。

「物理的ノイズ」「心理的ノイズ」「意味的ノイズ」

そのどの段階で問題があったのか?

そこが分かると、自分を責め過ぎてしまうことを避けることができますし、今後気を付けなければならないポイントが分かりますよ。

まとめ

職場のあの人と上手くいかない時は、「ノイズ」を意識してみましょう。

  • ノイズは大きく分けると、騒音や雑音などの「物理的ノイズ」
  • お互いの性格、先入観、偏見などによる「心理的ノイズ」
  • メッセージの送り手が意図した意味と、受け手が解読した意味との間に生じる「ズレ」である「意味的ノイズ」

この3つです。そのどの段階で問題があったのか?

自分を責め過ぎることを避ける意味でも、1度チェックすることをおすすめします♪

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精神科医/メンタルドクター

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

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