釣り人が興奮する“サラシ”って何?見た目だけじゃない理由に納得!?
釣り好き一筋人生を送ってきました、関東釣り散歩のひげお爺ちゃんです。
これまでの経験をもとに、「釣りのポイント紹介」や「釣りのお役立ち情報」をご紹介していきます。
みなさんもきっと一度は見たことがあるであろう「サラシ」。
台所で使うあの「さらし」じゃありません(笑)。
釣り場で見ることができるものなんですが、、、。
何それ?と思う方もいるかもしれませんが、これを見ると釣り人はウズウズしてしまうんですよね。
今回はそんな釣り人が興奮する“サラシ”についてお話ししていきたいと思います。
釣り人が興奮する“サラシ”の正体とは?
釣り人が見ると興奮する「サラシ」の正体。
それは…。
風波で水が岩や壁に当たって砕けてできる真っ白に泡立っている場所のことです。
見たことがある方は多いと思いますが、特に海の磯場に行くとよく見られますよね。
その規模は場所や気象条件によって変わります。
サラシが見れる条件
サラシは海沿いの堤防などでも見ることができますが、通常は規模的に小さいもので、釣り人が興奮するような「サラシ」と呼ぶにはちょっと可愛すぎるものです。
大きく広がるダイナミックなサラシが見れるのは主に強風時。
風によってできる大波が壁にぶつかった際にサラシができやすいです。
また、海の磯場は形状的にいつでもサラシができやすいですが、強風時に行くとスーパーダイナミックなサラシがあちらこちらで見ることができるでしょう。
※台風時には特に激しいサラシができますが、ご承知のとおり非常に危険が伴いますのでご注意ください
釣り人がサラシに興奮する理由は…?
そんな“サラシ”になぜ釣り人は興奮するのか?
まずは見た目がカッコイイというのもありますが、それは釣り人じゃなくてもそう思うことはありますよね。
だからそれだけではなくて、ちゃんとした理由があります。
それはズバリ!魚が集まるから。
サラシがあると「魚が釣れやすくなるから」だったんです。
では台風時のスーパーダイナミックサラシのように、迫力があればあるほど魚がたくさん釣れるのか?大きい魚が釣れるのか?というと、そうではありません。
荒れすぎてしまうと海藻や砂などが巻きあがったり波の勢いが強すぎて、それはそれで魚がそこにステイしづらくなるので、逆にダメなんです。
だから適度なサラシが重要なんですよね。
サラシに魚が集まるのはなぜ?
では、なぜサラシには魚が集まるのでしょうか?
それにはちゃんとした理由があるんです。
酸素が豊富
サラシが起きると周囲には泡が広がります。
この時空気を巻き込むので、水中に酸素が豊富に取り込まれるのです。
酸素が多い場所は魚の活性が上がりやすくなるので、魚が集まりやすいんです。
警戒心が弱まる
サラシが広がると水面は真っ白になり、周囲に広がった泡が太陽光を遮断して影を作りだします。
魚からすると釣り人からも見つかりづらくなるため、警戒心が弱まって出てきやすくなるんですよね。
エサが集まる
このようなサラシ場には、まずプランクトンが集まりやすいです。
プランクトンが集まるということは、それを食べる小魚が集まりやすいということ。
そして小魚が集まるということは、その小魚を食べる大型魚も集まりやすいということなんです。
所謂「食物連鎖」。
釣り人は大きい魚が釣りたいですから、サラシが魅力的なんです…。
サラシで釣れる魚
そんなサラシで釣れる魚で代表的なのはメジナ。
地域によってはグレとも呼ばれる磯場の人気ターゲットです。
その他にも銀ピカ魚体の黒鯛、大型のメバル、そしてなかなかお目に掛かれないヒラスズキなども、このサラシがある時に釣れやすいのです。
だから釣り人はサラシに興奮するんですよね。
釣り人の気持ち、少しわかってくれましたでしょうか(笑)?
まとめ
今回の記事は参考になりましたでしょうか?
「サラシ豆知識」。
お友達同士やデートで行った先で見かけた際は、ぜひこういった話をしてみてください。
相手が釣りをする人だったら「なんでそんなことを知ってるの?」なんて驚かれるでしょうね(笑)。
これから釣りを始める初心者の方や、話のネタの参考になれば幸いです。
今後も釣りに興味がある方にとって「話のネタ」や「楽しいお役立ち情報」をご紹介していきます。
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