11年連続ポストシーズン進出のドジャースは、どのチームに倒されているのか。昨年はスウィープ負け
2013年から、ロサンゼルス・ドジャースは、11年続けてポストシーズンに進出している。地区優勝を逃したのは、106勝の2021年だけだ。この年は、同じナ・リーグ西地区のサンフランシスコ・ジャイアンツが107勝を挙げた。
ただ、このスパンに、ドジャースがワールドシリーズ優勝を飾ったのは、新型コロナウイルスのパンデミックによってレギュラーシーズンが短縮された、2020年の1度きり。優勝パレードは、行われなかった。その前の優勝は、1988年まで遡る。
過去11年のポストシーズンの結果は、以下のとおり。各年における、ドジャースの最後のシリーズと勝敗と相手チームに、ドジャースを倒したチームがそのシリーズで記録した白星と黒星、さらに、そのチームの最後のシリーズ(勝敗)を記した。NLDSはナ・リーグのディビジョン・シリーズ、NLCSはナ・リーグのチャンピオンシップ・シリーズ、WSはワールドシリーズだ。
ドジャースが敗退した、ここ10度のシリーズのうち、2013~14年の相手はどちらもセントルイス・カーディナルスだが、あとはチームが異なる。
直近の2度は、ナ・リーグ西地区のチーム、サンディエゴ・パドレスとアリゾナ・ダイヤモンドバックスに倒されている。いずれのレギュラーシーズンも、ドジャースが勝ち越していた相手だ。2022年のパドレス戦は14勝5敗、2023年のダイヤモンドバックス戦は8勝5敗。そもそも、過去2年とも、ドジャースは、同地区の4チームすべてに勝ち越している。
現在のドジャースには、ドジャースを倒したチームでプレーしていた選手もいる。2013年のカーディナルスはジョー・ケリー、2016年のシカゴ・カブスはジェイソン・ヘイワード、2018年のボストン・レッドソックスはケリーとこの年にリーグMVP受賞のムーキー・ベッツ、2021年のアトランタ・ブレーブスはフレディ・フリーマンを擁していた。
一方、このスパンのポストシーズンにドジャースが倒したチームは、2013年がブレーブス(NLDS3勝1敗)、2016年がワシントン・ナショナルズ(NLDS3勝2敗)、2017年がダイヤモンドバックス(NLDS3勝0敗)とカブス(NLCS4勝1敗)、2018年がブレーブス(NLDS3勝1敗)とミルウォーキー・ブルワーズ(NLCS4勝3敗)、2020年がブルワーズ(ワイルドカード・シリーズ2勝0敗)とパドレス(NLDS3勝0敗)とブレーブス(NLCS4勝3敗)とタンパベイ・レイズ(WS4勝2敗)、2021年はカーディナルス(ワイルドカード・ゲーム1勝0敗)とジャイアンツ(NLDS3勝2敗)だ。
タイラー・グラスナウ、ライアン・ヤーブロー、マニュエル・マーゴの3人は、4年前のワールドシリーズで、ドジャースに優勝を阻まれた。現在は、ドジャースに在籍している。ヤーブローは、カンザスシティ・ロイヤルズを経て、昨年の夏、ドジャースに加入した。グラスナウとマーゴは、今オフ、レイズからドジャースへ移った。
なお、近年のドジャースについては、こちらでも書いた。