【大阪市・梅田】11月10日、阪急うめだ本店にオイスターバーが開店!ほぼあたらない牡蠣を食べてきた
阪急うめだ本店にできた話題のオイスターバー
今回紹介したいのは、2023年11月10日にオープンしたばかりのオイスターバー。試食会に参加するチャンスがあったのでレポートします。
もともとカキが好きなのですが、“あたらないカキ”を生産する会社が作ったというかなり興味深いお店ということで、期待に胸を膨らませて訪問しました。
こちらが「8TH SEA OYSTER Market Kitchen8TH SEA OYSTER Market Kitchen」。“8TH SEA OYSTER”ブランドのお店はこちらを含めて全国に9店あり、大阪市内では 「8TH SEA OYSTER Bar阪急グランドビル店」があります。
お店があるのは、阪急うめだ本店。
12階のレストラン街「祝祭ダイニング」にあります。
店内に入ってすぐは、テーブル席とカウンター席。
奥は三方が窓に囲まれたソファ席もある、開放感たっぷりのフロアになります。
ちなみに窓からは、催事などが行われる吹き抜けフロアの「祝祭広場」が一望できます
新開発の“あたりにくいカキ”を使ったメニュー
“8TH SEA OYSTER”ブランドが9店舗と書きましたが、系列には「オイスタールーム 梅田ハービスエント店」や「ガンボ&オイスターバー なんばパークス店」など、カキを扱うブランドが25店舗以上あります。
そんなことから、カキの生産も始めたそうで、そこで開発されたのが「エイスシーオイスター 1.0」という、かなりあたりにくいカキ。全国から仕入れた牡蠣を富山湾から汲み上げた清浄な海洋深層水を48時間以上かけ流しで浄化することことで、菌やウイルスを限りなく排除するという特許技術で作りあげました。
こちらのお店では、そのあたりにくいカキをつかったカキ料理が味わえます。
本日の生牡蠣 4ピース 2,662円〜12ピース 7,062円
あたりにくいのであれば、ぜひ食べたいのが生ガキです。年間を通して旬のカキをプロの目利きによって日本全国の産地から直接仕入。そのカキを海洋深層水で浄化したものが楽しめます。
食べたのは兵庫県坂越産産。見た目以上に肉厚でプリッとした食感とともに潮を感じる旨味を楽しみました。
この日は宮城、北海道、広島も含め5産地のカキを用意。食べ比べも楽しめるそうです。
バラエティ豊かなカキ料理がスタンバイ
生ガキ以外にも多彩なカキ料理をラインアップ。一部を紹介します。
トマトのガスパチョとオイスター 770円
スペイン料理の定番ガスパチョのカキをin。少しざらつきのあるガスパチョはトマトの旨味と酸味が印象的。ピリッとしたアクセントもあり、むっちりしたカキともよく絡みます。
ピンチョス3種盛り合わせ 1,000円
牡蠣とマッシュルームのガーリックバルサミコマリネ、砂肝のコンフィとブロッコリー、タコときたあかりのピンチョスのセットです。
牡蠣とマッシュルームのガーリックバルサミコマリネのピンチョスは、燻製とは思えないジューシーなカキと、カキ同様にジューシーなマッシュルーム。酸味の利いたバルサミコも加わり、いい意味で期待を裏切るおいしさ。
焼き牡蠣全種盛り合わせ 3,450円
ブルギニョンバター、ベーコンとスモーキートマトソース、オランデーズソースとほうれん草、キノコとデミグラスソース、トリュフソースとパルメザンチーズ、ウニと牡蠣醤油の焼き牡蠣の6種がワンプレートにのった、人気の焼き牡蠣が一度に楽しめる一皿です。基本的に1ピース600円で、3種盛り合わせ1,750円も用意されています。
おすすめは、オランデーズソースとほうれん草。卵黄とバターの濃厚なソースをかけて焼いています。卵感が強いマヨのようなソースにカキの旨味が負けていないのが印象的。
安芸津産のカキにハーブバターをのせて焼いたのは、ブルギニョンバターの焼き牡蠣。ジェノベーゼソースのようなガーリックの風味の利いた味わいはパンチがあり楽しく、パン粉のアクセントも◎。
カキフライ(2ピース)1,000円
サクサクのコロモに包まれたカキフライ。それだけでも十分おいしいタルタルとカキの力強いコラボレーションです。コロモにも旨味があり食べ応えも十分。
牡蠣のパエリア 2,000円
本来はブイヤベースを使うところをカキの旨味がたっぷりの牡蠣スープで作った牡蠣専門店ならではのパエリア。牡蠣醤油で和風に仕上げています。
やわらかでモチモチ食感のパエリアは、最初にサフランを感じますが、そのあとにカキの風味がグイッと来ます。
ビールもカキに合うオリジナル!
8TH SEA OYSTER STOUT 1,080円
生ビール690円もあるのですが、おすすめはカキの浄化にも使用している海洋深層水を仕込み水に一部に使った牡蠣エキスの入った黒ビールです。香ばしい風味と力強い味わいが特徴です。
CACCCI(カッキー)グラス730円、ボトル3,840円
スペインのミゲル・トーレス・チリ社に、カキに合うよう特別に作ってもらったワイン。白のソーヴィニヨン・ブランとシャルドネ、赤のカベルネソービニヨンの3種が用意されています。
写真のソーヴィニヨン・ブランはスッキリとした辛口ですが、やさしい口あたり。余韻のキレも良く、万人に好まれる味わいです。
“あたりにくいカキ”から、“あたらないカキ”へ!
今回味わったのは、“あたりにくいカキ”の「8TH SEA OYSTER 1.0」でしたが、じつは“あたらないカキ”「8TH SEA OYSTER 2.0」も開発済み。浄化するのではなく、陸上養殖することで菌やウイルスのいない環境下で生育。一度もノロウイルスなどに触れることなく育てることで“あたらないカキ”を完成させたそうです。
ただし、まだ量産段階になってないそうで、こちらで味わえるようになるのは2、3年後だとか。
8TH SEA OYSTER Market Kitchen 阪急うめだ本店
(エイス シー オイスター マーケット キッチン)
住所/大阪市北区角田町8番7号 阪急うめだ本店12階
電話/06-6313-1510
営業時間/11:00~22:00(L.O. 21:00)
※ランチメニューは16:00まで。
休日/施設に準ずる※ほとんどなし
席数/50席(カウンター6席、テーブル44席)
交通/阪急大阪梅田駅から徒歩約3分、阪神大阪梅田駅から徒歩約3分、OsakaMetro梅田駅から徒歩約3分