ヌートバーの前に日本のCMに出演したメジャーリーガーたち
ラーズ・ヌートバー(セントルイス・カーディナルス)が、日本のテレビ・コマーシャルに登場する。インターメスティックのメガネブランド「Zoff(ゾフ)」と森永製菓の「inバープロテイン」のCMだ。
日本プロ野球でプレーしたことのないメジャーリーガーが、日本のテレビCMに出演するのは、ヌートバーが初めてではない。
例えば、ピート・ローズは、マルちゃん(東洋水産)の「激めん」のCMに出ていた。オン・エアーの時期ははっきりしないが、ローズは、このCMでフィラデルフィア・フィリーズのキャップをかぶっていた。ローズがフィリーズでプレーしたのは、1979年から1983年までだ。
1990年代の後半には、マイク・ピアッツァがコマツのCMに出演している。ロサンゼルス・ドジャースで野茂英雄とバッテリーを組んだことにより、ピアッツァは日本で知られるようになった。当時のドジャースの監督、トミー・ラソーダは、キリンの缶コーヒー「JIVE(ジャイブ)」のCMで野茂と共演した。
また、今では、マーク・マグワイアらとともにステロイド時代を象徴する一人になっているが、サミー・ソーサも日本のCMに出ている。am/pmジャパンのCMは、2000年に日本で行われた開幕シリーズ――ソーサのいるシカゴ・カブスとピアッツァのいるニューヨーク・メッツが対戦した――に関連したものだったような記憶があるが、それに続き、大塚ベバレジのミネラルウォーター「クリスタルガイザー」のCMにも出演した。
一方、ランディ・ジョンソンが出ていたのは、コカ・コーラ・ジャパンの「アクエリアス」のCMだ。
彼らの他にも、日本のCMに出演したメジャーリーガーは、いるのではないだろうか。
なお、デレク・ジーターは、プライムショッピングで販売していた打撃練習用の器具「ZIP HIT(ジップヒット)」のCMに出ていたが、日本のCM用に撮影された映像ではなく、商品とともに「輸入」された映像らしいので、ここには含めていない。
マグワイアが出演していた、マクドナルドの「ビッグ・マック」のCMは、どちらなのか判然としない。ただ、こちらも、アメリカのCMを日本語にしただけのような気がする。