【多肉の葉挿し】12月ベランダ育成組の水やりと置き場所の話
冬は多肉植物がもっとも可愛くなる季節です。葉挿しも小さいながら色とりどりに紅葉し、小さな爪をポっと赤くする姿は何ともいえない幸福感です。タニラーの醍醐味ですね。
多肉植物の育成に適した秋は、水やりの回数を増やし成長を促しましたが、冬は冬で上手な育て方のコツがあります。
特に多肉の赤ちゃんの葉挿しは、少し手をかけてあげると小さな葉が紅葉しギュッと詰まって、それはそれは可愛らしい姿に変化してくれます。
もちろん、丈夫で元気に越冬してくれるんですよ。
今日は、12月の多肉の葉挿しの管理方法をご紹介します。
12月の多肉植物葉挿しの上手な育て方
最低気温が10度を下回ってきたら、冬支度をはじめます。
多肉植物が活発に生育できる気温帯が、15度~25度です。おおよそ最高気温が17度~15度前後で、多肉植物の成長がゆっくりになります。
葉挿しの置き場所
発芽発根の有無にかかわらず、11月~3月頃は直射日光にあてても心配ありません。
焦げや蒸れの心配があった夏と比べ、冬は光量が少なくダメージを与えません。むしろ、日差しで葉を温めて少しでも成長を促進させます。
置き場所は、屋外のできるだけ温かい場所がベストです。夜間最低気温が5度を下回ったら室内へ移動します。
寒冷地を除く、そのほかの地域は日中は屋外へ移動し、外気温に慣らしておきましょう。
葉挿しの水やり
多肉植物の親株と水やりの回数は同じだと考えて大丈夫です。
最高気温10度を下回る日は控えます。水やりに最適日は、1日中晴れ+向こう2日間は晴れる天気予報の日を見計らい、1週間に1度あげれば十分です。
冬は成長速度が低下しているので、水分を吸い上げる量が減ります。秋と同量よりは少なくが基本です。翌日の昼には表面がしっかり乾ききり、さらに翌日には完全に乾いているのが理想です。
秋はたっぷりあげた水も、冬は根に浸透する分を少量。根をめがけて細いジョーロや霧吹きであげます。
冬の時期は、多肉植物の紅葉を楽しむため1か月ほど水切りしますが、葉挿しはまだ赤ちゃんです。小さな葉で生命維持するには過酷な環境化ですので、適度な水やりは必要です。
葉挿しの植え替え
冬は刺激が少ない方がよいので、必要性のない植え替えは控えた方がいいでしょう。もし、植え替える必要があるケースは、根についた土を落とさず最低限の刺激にすることが大切です。
さいごに
秋と比べ葉挿しの成長が著しく低下するため、ヤキモキしてお水をあげたくなりますが、ここは我慢です。腐れや凍結の原因になりかねないので温かい気持ちで葉挿しを見守ってあげてくださいね。