コストコで買える感動するほど絶品のタコ!コストコに並ぶ前の加工場を見に行ったらさらに感動でした
こんにちは。コストコ好き主婦みんごです。
昨年末あたりから、東日本エリアのコストコで販売されている大きなタコをご存じでしょうか?
足がどーんと一本パックされていて、タコの概念が変わる美味しさだと、コストコ好きの芸能人やインフルエンサーを始めSNSなどでも話題になっている商品、「炙り北海たこ」
初めて食べた時の衝撃と感動、美味しさはこちらの記事で以前紹介しています
【コストコ】タコの概念が変わる感動の美味しさに出会ってしまいました
まずはコストコらしい大容量サイズにも驚き!
店頭にあった中では小さめのサイズ感の物でもかなりの大きさです。
正直これまでたこのお刺身は何度も食べる機会はありましたが、たこがここまで美味しい物だとは...!!たこの概念を覆すほどの柔らかさ、みずみずしさ、ジューシーさがとにかく絶品。
生産されているのは、宮城県石巻市雄勝町にあるマルカ高橋水産。
あまりに感動し、すぐに連絡し、今回なんと加工場を見学させて頂けることになりました!
地図でいうとこのあたりが石巻市です。
今回訪れたマルカ高橋水産の加工場のある雄勝町は、石巻市内でも特に海沿いにあるエリア。
矢印の先の、マークがあるあたりにあります。
石巻市の中でも海岸沿いにある雄勝エリアは、東日本大震災で津波による甚大な被害があり、現在も復旧中の地域。マルカ高橋水産も3か所あった工場が津波で壊滅してしまったそう。
しかしそこから新規販路を開拓し、主力を活タコの加工へ切替。
コロナによる外食需要が激減する中、オンラインや大手スーパーへの販路を拡大され、2023年12月には東日本エリアのコストコで販売されるようになり、その美味しさに沢山のインフルエンサーや芸能人、メディアなどでも度々取り上げられている大人気のヒット商品となり、現在大躍進中の会社です。
震災前と同じ場所に建てられたという、ぴかぴかの加工場にお邪魔しました。
まず驚いたのは、加工場の清潔感。
筆者はこれまで食品の加工は4つ足動物専門のマタギの方の解体にしか立ち会ったことがなく、水産加工は初めて。想像していた何倍も綺麗で、スッキリとした工場内...!!(今は関係ないですがマタギの解体現場も感動的でした)
生け簀の中には「ミズダコ」という世界最大級のタコがいて、生きたまま持たせてもらいました!10キロもあるサイズで驚きましたが、これで標準的なサイズ感なんだそう。
このミズダコは、コストコで「炙り北海たこ」として販売されているサイズの物なのだそう。
生け簀の担当者さんは、タコの大きさや体調を瞬時に把握することが出来るそうで、この日見せてもらった水たこはまさに元気いっぱいでした。
驚いたことに、足だけの状態になってもまだ動いています。
タコが元気いっぱいなのには、マルカ高橋水産こだわりのルートにあり。
マルカの活タコの産地は北海道、三陸沖なのですが、現地からの平均輸送期間はなんと半日~1日。タコ専用の活魚車で生きた状態で運ばれ、タコ専用の生け簀で十分に疲れを癒してから加工されます。
生きているタコはとても繊細で温度管理が必須のため、産地で冷凍した物が流通していることが多く、年間を通して生きたたこ「活たこ」を製造加工するのはとても難しいんだそう。
さきほどまで元気いっぱいで泳ぎ、吸い付いていたたこが、あっという間に加工され、炙られています。
驚いたことに、火に焼かれてもまだ足が動いているんです。
たこの状態により、絶妙な火加減で炙られる活タコ。
機械だけでは出来ない職人さんの熟練の技が光ります。
1,000度を超える直火の高温で炙られて、コストコで並んでいる物そっくりの状態の一本足が出来上がり。
画像でお伝えできないのが非常に残念ですが、辺り一面ものすごくいい香がしています。この香りだけで一杯いけそうなほど...!!
炙りたての物を試食させていただきました。
これ、数日前まで海で泳いでいたタコですよ?
さっきまで泳いでいたのに、きっとたこも気づいていないのでは?と思えるここまでのスピーディーな展開にもびっくり。
炙られた表面の香ばしさも絶品ですが、何よりも身の部分のジューシーさがスゴイ…!
足の断面はこんな感じ
透明な部分、手袋の色が透けているのが分かりますでしょうか?
瑞々しくてジューシー!感動するほど瑞々しくてぷるぷるです。
炙られたタコはすぐに隣のゾーンに移動し、パック詰め。
異物混入のチェックをされて、コストコ店頭に並んでいる状態に。
この「炙り北海たこ」実は2種類あったんですって。
足が大きすぎる物はカットして販売されるため、太い一本の物は根元、カットされた先の部分の物と、カットされていない一本まるごとのものがあるんだそう。
下の画像はそれぞれ、根元部分と一本部分です。
根本部分は柔らかいので、柔らかな食感がお好きな方におススメ。
先に行くほどコリコリ感があるので、長い方は食感の違いも楽しめるんだそう。
そのまま同じ場所ですぐにパッキングされ、コストコの東日本エリアの物流センターのある市原へ向かうとのこと。
生きている状態から製品化までの展開の速さがすごくて驚きです。
コストコで販売されている、足がどーん!と入ったパックの他にも、お醤油でくぐらせてから炙ってある「マルカの活タコ 炙り焼き」という商品も感動する程に美味しかったです!
意外なことに産地である宮城県内ではあまり出回っていないんですよ...県内で取り扱いがあるのは宮城生協のみだそうで、人気で完売している事もあるため、もし出会えたらラッキーな商品です。
こちらは足の他に頭の部分も入っていて、食感の違いを楽しめます。
自分へのご褒美に、ちょっと贅沢したい時に、美味しいおつまみが欲しい時に、ちょっと特別な日にぴったりの間違いのない美味しさです。
「炙り北海タコ」はコストコの東日本エリアで販売されていますが、他にも大手スーパーや通信販売などでも販売されています。
気になる方はマルカ高橋水産の公式サイトをご覧ください
マルカ高橋水産公式サイト
余談ですが、今回訪れた雄勝町エリアは震災前は海が一望出来たのですが、現在は最大10メートルもあるスーパー堤防が3.5キロに渡り建設されていて、海が見えないんです。
その高い堤防に素敵なアートを描いた「海岸線の美術館」というプロジェクトがスタートしています。
マルカ高橋水産さんの加工場のあるすぐお隣にある、すごく大きな壁画がとても素敵でした。
この画像の絵は中でもとても大きなもので、THEORIA | テオリアという作品。
なんと高さ7.5m、幅54.6mもあるんです。
堤防の向こう側には、綺麗な海があるんです。
2023年に訪れた雄勝湾でのSUPツアーでは、この堤防の向こう側にある綺麗な海で楽しい時間を過ごせました。(参加ツアー:雄勝体育施設様)
この記事を書いているのは、3月11日。
宮城県民の筆者にとっても、多くの方にとっても特別に忘れられない日です。
それを転機として躍進を続けている企業さんのたゆまぬ努力、そのパワーに圧倒され感動しっぱなしの見学となりました。
コストコに並んでいる商品が、コストコに並ぶ前の状態。
普段何気なく口にしている物が、沢山の方の努力や工夫によってなりたっていること、大きな気付きとなる体験となりました。
コストコで買える絶品の「炙り北海たこ」
ちょっと特別な味わいを楽しみたい時に、是非食べてみてください。
たこの概念が変わるかもしれません!
今回訪れた企業様の紹介です
マルカ高橋水産
宮城県石巻市雄勝町雄勝字上雄勝150
定休日火曜日・土曜日
Emil:info@maruka-t.com
マルカ高橋水産公式サイト
マルカ高橋水産公式Instagram
モデルとして宮城県内で活躍されているトムソン様(@tom_son_boy106)に参加していただきました。→公式Instagram
掲載内容は2024年3月11日現在の情報です。